ネットの話題
ぐっすり=good sleep? ホテルの室内カーペットが話題に
設置の狙いについて聞きました
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設置の狙いについて聞きました
「靴を脱いで『ぐっすり』お眠り下さい Have a good sleep」。ホテル客室内のカーペットに書かれたそんなメッセージがネット上で注目を集めています。設置の狙いについて聞きました。
「安全、清潔、ぐっすり眠れる」というコンセプトで展開しているスーパーホテル(本社・大阪市)。
そんなホテルのほぼすべての客室の床カーペットに、こんなメッセージが書かれています。
「靴を脱いで『ぐっすり』お眠り下さい Have a good sleep」
このメッセージ付近で靴を脱いでゆっくりと休んでください、との思いが込められているようです。
先日、このメッセージがツイッターで紹介されると話題に。
「こんなに意味深感出せるのすごい」「注文の多い料理店……」といったコメントが寄せられました。
メッセージの狙いについて、執行役員で経営品質本部本部長の星山英子さんはこう説明します。
「履き物を脱ぐことでリラックスしてごゆっくりお休みいただきたい、という気持ちを込めています」
硬さや高さが異なる8種類の枕から選べたり、「安全・清潔・ぐっすり眠れる」を満たせなかった場合に返金対応をしたり。
スーパーホテルではぐっすり眠れることにこだわって、大阪府立大学の清水教永名誉教授と「ぐっすり研究所」も立ち上げています。
「ホテルにご宿泊いただくお客様は滞在時間の大半を『眠る』ことに費やされます。ホテルの一番の使命は、出張や観光でホテルに宿泊するお客様に『ぐっすり』眠って、翌朝元気にご出発いただくことであると考えています」
こうした取り組みを体感してもらうため、創業者である山本梁介会長の発案で2008年ごろから始めたというカーペットのメッセージ。
「ぐっすり」と「good sleep」をかけたダジャレなのかを会長に尋ねてもらうと、こんな回答が返ってきました。
「日本語の『ぐっすり』というワードは、お客様に一番刺さるものとしてこだわって選びましたが、英語表記についてはそのように意識していたわけではなく、思いがけず話題にしていただき驚いております。言われてみればうまくかかっていますね」
話題になったことについて、星山さんはこう話します。
「ご宿泊者様のユニークな感性で、私どもの『ぐっすり』への取り組みを多くの方に楽しく知っていただき、とても嬉しく感じております」
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