MENU CLOSE

ネットの話題

子どものシートベルト着用率を上げたい 5つの「#あそベルト」提案

担当者に話を聞きました

これが「#あそベルト」です
これが「#あそベルト」です 出典: CHOCOLATE Inc.提供

目次

 子どもたちのシートベルト着用率を上げるために「つけたくなるシートベルト」を5種類作りました――。先月下旬、そんなプロジェクトの成果が公開されました。担当者に話を聞きました。

【PR】手話ってすごい!小学生のころの原体験から大学生で手話通訳士に合格
#あそベルト
#あそベルト 出典: CHOCOLATE Inc.提供

5つの「#あそベルト」


 「5名のクリエイターさんに『子どもたちが思わずつけたくなる楽しいシートベルト』通称 #あそベルトを考えてもらいました どれもとっっっっっても可愛いのでぜひ見てほしいです!」

 4月26日、そんな文章とともに1本の動画がツイッター投稿されました。

 動画の中では5つの「#あそベルト」が紹介されています。

「カメレオンベルト」ミチル(Twitter:@mitiruxxx)
「カメレオンベルト」
ミチル(Twitter:@mitiruxxx)
出典: CHOCOLATE Inc.提供
 【カメレオンベルト】

 シートベルトを着ける時にカメレオンの舌が伸びてエサをとらえるシーンが演出できたら、ワクワクして面白いかと思い考えてみました。

 シートベルト装着後もカメレオンがそばにいて舌でつつまれるように守ってくれるので、安心してスヤスヤと眠ることができるかも。
「音を奏でるギターベルト」企画デザイン2時(Twitter:@niji_2oclock)
「音を奏でるギターベルト」
企画デザイン2時(Twitter:@niji_2oclock) 出典: CHOCOLATE Inc.提供
 【音を奏でるギターベルト】

 シートベルトのように体に斜めに着けるものって何かないかな、と考えていたときに、ギターがぴったりかも!とひらめきました。

 ギタークッションには「ジャーン」というギター音がなるボタンが付いているので、車中の音楽に合わせて鳴らすと、車の中がライブ会場に早変わり!
「着せ替えクマさんベルト」佐藤蕗(Twitter:@fuki_fuki)
「着せ替えクマさんベルト」
佐藤蕗(Twitter:@fuki_fuki) 出典: CHOCOLATE Inc.提供
 【着せ替えクマさんベルト】

 我が家の子どもたちが、実際に楽しんでシートベルトをつけてくれそうなアイデアを考えました。

 シートベルトを着けた時にだけ遊べるおもちゃです。

 車で移動中の子どもたちはいつも暇になってしまうので、道中でいろいろと着せ替えて楽しんでほしいなと思います。
「誰でもDJベルト」ゆうもや(Twitter:@takex5g)
「誰でもDJベルト」
ゆうもや(Twitter:@takex5g) 出典: CHOCOLATE Inc.提供
 【誰でもDJベルト】

 シートベルトを楽しく着用するためのアイデアということで、DJのスクラッチから着想を得ました。

 デバイスの移動量に応じて小気味いいスクラッチ音が鳴る装置を実際に制作し、普通のシートベルトを演奏可能な「遊べるシートベルト」に変身させています。
「タスキベルト」いしかわかずや(Twitter:@issikazu20)
「タスキベルト」
いしかわかずや(Twitter:@issikazu20) 出典: CHOCOLATE Inc.提供
 【タスキベルト】

 子どもがシートベルトをつけたくなる価値を考えた時に、シートベルトをつけることで気持ちがたかぶったり、優越感に浸ることができれば子どもが自らシートベルトをつけると考えました。

 そこで「子どもが主人公になれるシートベルト」というコンセプトを設定し、形を活かしつつ主役にできる「本日の主役タスキベルト」を思いつきました。

プランナーに聞きました


 「6~12歳の事故被害を減らせていないという現状に対する解決策を、後部座席での子どものシートベルト着用率が低いという点からアプローチできないか、というきっかけで生まれました」

 そう話すのは、コンテンツスタジオ「CHOCOLATE Inc.」のプランナー・小板橋瑛斗さんです。

 イーデザイン損保の自動車保険「&e(アンディー)」と事故のない社会を目指すための取り組みとして立ち上げた「&e TOWN PROJECT」のプロジェクトとして企画。

 そもそも子どもたちにシートベルトを「つけさせる」という考え方自体が、マイナスなイメージを持つものにしてしまっているのでは?

 そんな視点から、「つけたくなる」シートベルトを作ることに。

 人気クリエイターたちに依頼して5つの「#あそベルト」を提案したそうです。

 「サイズなどの規定や安全面を考慮した制限は設けさせていただいたのですが、アイデアの部分に関しては『子どもたちが楽しくつけたくなるシートベルト』という広いお題の中で、自由に考えていただきました」

発売予定は今のところなし


 発表後に「自分の子が小さい時に欲しかった」「大人用のアイデアも欲しい」といった意見も寄せられていますが、今回はプロトタイプ的なもので実際に発売する予定はないそうです。

 「イーデザイン損保さんとも『いつかは発売したい』とお話しさせていただいており、機会があれば発売も検討したいと考えています」

 今回得た手応えについて、小板橋さんはこう話します。

 「『難しいトピックを堅く閉ざさず、共創を通して楽しく伝えていく』という取り組みは、さまざまな問題に必要な考え方だと思っています。今後もさまざまなトピックを対象に実施していきたいと考えています」

関連記事

PICKUP PR

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます