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愛犬、愛猫の肉球スタンプを残せる シヤチハタが足形作成キット開発
誕生までの経緯を聞きました
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誕生までの経緯を聞きました
ネーム印やスタンプ台などで知られるシヤチハタ(名古屋市)。そんな会社が愛犬や愛猫の「足形」を残せるキットを開発しました。誕生までの経緯を聞きました。
応援購入サービス「Makuake」で1月下旬に公開された「ぺたっち」。
愛犬や愛猫の足や肉球を汚すことなく、足形をとることができるキットです。
キットの中身は、専用で作られたフィルムとインキパッド。
フィルムの内側にインキを塗り、外側から足を乗せて押す仕組みで、インキに直接触れないため足が汚れることがありません。
フィルムにつけたインキはウェットティッシュなどで簡単に拭き取ることができるため、繰り返し使用可能。
付属のインキで20回以上使えるといいます。
Makuakeでの目標金額は50万円に設定していましたが、開始2時間ほどで達成。
応援購入総額はすでに360万円を超えています。
「お子さまの手形や足形をカラフルに残せるスタンプパッドは販売していましたが、ペットに使える商品は販売していませんでした。わんちゃん・ねこちゃんの足形を簡単に可愛く残せる商品をと企画しました」
そう話すのは、シヤチハタ広報室の向井博文さんです。
インキについてはフィルムに塗りやすくて紙に転写しやすいものを独自に開発。
軽い力でも押せるように柔らかいフィルムを使っていますが、それでもきれいに足形が写るのは、ネーム印やスタンプ台などで培ってきた技術が生かされているからだといいます。
「フィルムに最適な量のインキを塗るために、インキパッドからの吐き出し量とインキの粘度を調整しています。それもあって専用のものを使わないときれいな足形を取るのが難しいです」
makuakeで公開するまでは、期待と不安が入り交じっていたという向井さん。
開始から2時間もかからず目標を達成したことに驚いたそうです。
「みなさまからの応援コメントや喜びの声をいただいて感激し、商品を企画して本当に良かったと感じました」
makuakeで購入した人たちに商品が届いた後、7月ごろから税込み2000円で一般販売も予定しているといいます。
「ぜひ、大切なペットと一緒に思い出に残る作品づくりを楽しんでいただければと思います。シヤチハタはアナログ、デジタルに関わらず、新しい『しるしの価値』を追求して、これからもお客様に喜んでいただけるよう取り組んでまいります」
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