ネットの話題
閉園後の動物園、部屋の隅っこで… 手を伸ばして固まったテナガザル
撮影した飼育員に話を聞きました
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撮影した飼育員に話を聞きました
閉園後の動物園。部屋を消灯しようとした飼育員が見たものは――。そんな状況で撮影されたシロテテナガザルの写真が注目を集めています。撮影した飼育員に話を聞きました。
山口県宇部市にある「ときわ動物園」。
サルを中心とした動物園で、野生動物の生息地と環境を再現した「生息環境展示」が特徴です。
そんな動物園のツイッターアカウントが昨年末、こんなつぶやきを投稿しました。
「寝室に収容し、電気を消す直前の様子」
写っているのはシロテテナガザルのラッキー(オス、9歳)。
部屋の隅っこで木にぶら下がりながら固まっている様子が収められています。
夕方になって展示施設から寝室に移動し、閉園時間を過ぎて消灯しようとした時に撮影されたものです。
この投稿に対して、「直立不動ですね」「ぶら下がり健康器」といったコメントが寄せられ、いいねは5000を超えています。
寝室に収容し、電気を消す直前の様子🫣#ときわ動物園#シロテテナガザル#担当者撮影 #飼育員撮影 pic.twitter.com/HC3tPrlFlC
— ときわ動物園(公式) (@tokiwazoo) December 15, 2022
「ラッキーがビックリして固まっているようだったので、急いでスマホで撮影しました」
そう話すのは、写真を撮影した担当飼育員です。
いつものように消灯しようと入室した瞬間、近くにいた別のシロテテナガザルが動いたことと、飼育員に気づいたことで、ぶらさがったまま固まってしまったようです。
いつもは縮こまって寝ていることが多く、「これはおもしろい」と慌てて撮影。
すると、ラッキーはすぐに動き出して他の場所へ行ってしまったそうです。
シロテテナガザルの特徴を捉えた1枚としてツイッターで紹介すると、思った以上の反響が寄せられました。
「今回のような姿は珍しいですが、木の上で暮らしているので枝にぶら下がった姿などを見ることができます。ぜひラッキーたちに会いに来てください」
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