ここ最近、お笑いの潮流の中で、ピン芸人によるユニット「怪奇!YesどんぐりRPG」、息の合った掛け合いを披露する漫才コンビ・TOKYO COOL、コミカルな動きと顔芸で笑わせる5GAPなど、ギャグをメインとする芸風が浮上してきている。しかし、そもそもギャグとは何だろうか。テレビ創成期から2010年代までのギャグを振り返りながら、その定義の変化について考える。(ライター・鈴木旭)
現在、バラエティー番組で露出を増やしているユニット「怪奇!YesどんぐりRPG」。9月15日の『千鳥のクセがスゴいネタGP 2時間SP』(フジテレビ系)、10月6日の『ラヴィット!』(TBS系)、10月15日の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)など、ここ最近でも多くの番組でユニットならではの持ち味を発揮している。
メンバーのYes!アキト、どんぐりたけし、サツマカワRPGはいずれもピン芸人で、一発ギャグを得意とする“ギャガー”として知られている。サツマカワRPGに「M-1グランプリ決勝に行きたい」という願望が強かったことからユニットを結成。2018年からエントリーし、昨年のM-1で準々決勝に進出するなど着実に結果を残している。今年のM-1も、16日の準々決勝に出場予定だ。
結成後、早い段階で一人ずつギャグを披露していく「プレイヤーチェンジ」のフォーマットが決まり、YouTube動画を通じて徐々にユニット名も浸透。彼ら以外にも、今年1月にテンポの良いギャグが次々と飛び出す漫才コンビ・TOKYO COOLが「新時代のショートネタ王決定戦 12秒グランプリ」(ABEMA)で初代王者となるなど、再びギャグが注目を浴びているようにも見える。
今主流になっているのは、リズミカルにギャグが飛び出すスタイルだ。怪奇!YesどんぐりRPGは、漫才のネタの中で「ムール貝酒蒸しにしてぇ~、いや酒蒸しにしたら酔っぱらっちゃうヨーーン様ンサタバサ!(鞄を持つ所作で客席に)何入ってると思いますぅ?」をブリッジ(短いネタの間にはさむ言葉や動作)として、3人それぞれのギャグを散りばめている。
TOKYO COOLは、ちょっとした小競り合いを繰り返す漫才の中で、互いに組み合った体勢から連想されるギャグを何個も重ねていく。なすなかにしは、テンポの良い掛け合いの中で、決めのフレーズで口を揃える漫才が定番となっている。5GAPにおいても、クボケンが終始コミカルな動きで小ボケを繰り出し、顔芸で笑わせるコントが特徴だ。
しかし、ギャグという概念は、お笑いの歴史の中でかなり変貌を遂げているようにも思われる。では、ギャグの定義とはどんなものなのだろうか。過去の代表的なものを振り返りつつ、時代を象徴する流行語にもなったギャグについて考えてみたい。
テレビ創成期にもっとも親しまれたギャグと言えば、『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ系・1961年~1972年、1976年~1977年終了)でハナ肇とクレージーキャッツ・植木等が発した「お呼びでない?お呼びでない?こりゃまた失礼しました」になるだろう。
同番組は、女性デュオのザ・ピーナッツとクレージーを中心とした、コントあり歌ありトークありの音楽バラエティーショーである。「お呼びでない~」の誕生の経緯は諸説あるが、間違いないのは「シーンと関係のない人物が生放送の現場にやってくる」というハプニング的な面白さがあったことだ。これは、映画や演劇ではリスクが高い。やはり、テレビならではのギャグだと感じる。
また、谷啓のギャグ「ガチョーン」も一世を風靡した。『素敵なデイト』(同)で初披露し、『シャボン玉ホリデー』でもコントのオチで使われた。開いた右手を手前に引きながら発する「ガチョーン」は、2011年に日刊スポーツが実施した「お笑い史上最高の一発芸は?」とのアンケートで1位となっている。
一方で、同じクレージーのリーダー・ハナ肇は、1969年にスタートした『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』(同・1971年終了)の中で、「アッと驚くタメゴロー」を流行らせた。同番組はナンセンスなショートコントが次々と流れる先進的な内容で、ハナ肇は1960年代後半のアメリカの若者を象徴するヒッピー姿で登場している。
ジャズ、バラエティーショー、ヒッピーなどアメリカ文化を感じさせる時流の中で、クレージーキャッツはギャグを生み出していった。これは戦後の日本にアメリカ文化が一気に流入したこと、そして日本テレビの井原高忠氏が実際にアメリカのバラエティー制作を見学し、そのノウハウを日本で実践した影響が大きいだろう。
クレージーキャッツの番組とともに人気を博したのが、『大正テレビ寄席』(NETテレビ、テレビ朝日系)をはじめとする演芸番組である。落語、コント、漫才など、様々なネタが披露される内容で、1960年代から1970年頃にかけて数多くの演芸番組が放送された。
コント55号は、こうしたブームの中で知名度を上げた1組だ。坂上二郎を執拗なまでに萩本欽一が追い込み、カメラが追えないほど舞台を目一杯使う激しい動きが特徴だった。こうしたコントの中で生まれたギャグが、萩本の「なんでそうなるの!」と坂上の「飛びます、飛びます」だ。
1968年に『コント55号の世界は笑う!』(フジテレビ系・1970年3月終了)がスタートするとコンビの人気は爆発する。数多くのバラエティーで大活躍し、映画やドラマにも出演する人気者となっていった。
同時代のもう一つの巨頭がザ・ドリフターズである。クレージーキャッツの流れを引き継ぐバンドマン上がりの彼らもまた、『大正テレビ寄席』といった演芸番組に出演していた1組だった。彼らの人気を不動のものとしたのは、何と言っても1969年にスタートした『8時だョ!全員集合』(TBS系・1985年終了)になるだろう。
コントの中で繰り広げられる加藤茶の「ちょっとだけよ、あんたも好きねぇ」「カトちゃん、ペッ!」※テレビでは『味の素ホイホイ・ミュージック・スクール』(日本テレビ系)で初披露、荒井注の「なんだバカヤロー」「This is a pen!」、志村けんの「カラスなぜ泣くの、カラスの勝手でしょ」「怒っちゃやーよ!」(後の「アイ~ン!」)といったギャグがお茶の間を楽しませた。
この時代の特徴として、徐々にコミックバンドのノリから離れていったことが挙げられる。音楽的な要素は残しつつも、客前で披露されるコントの中でギャグが生まれていった。
また、同時にコント55号・萩本はアドリブや素人いじりで笑いをとる“テレビ芸”を開拓し始めた。今につながる“お笑い”の土壌は、このあたりで築かれたと考えられる。
前後するが、関西で制作された『てなもんや三度笠』(朝日放送制作/TBS系・1962年~1968年終了)こそ、ギャグを中心に据えたコメディーだ。
映画「沓掛時次郎(くつかけときじろう)」のパロディーで、全国を巡るあんかけの時次郎(藤田まこと)と相方の小坊主・珍念(白木みのる)の珍道中を描いている。主演の藤田は実際の商品名「あたり前田のクラッカー」、蛇口一角役を演じた財津一郎は「チョーダイ!」「ヒジョーニキビシ~ッ!」、ちょろ松役のルーキー新一は「イヤーン、イヤーン」といった定番ギャグで親しまれた。
そのほかの出演者も数々のギャグを披露している。鳳啓助の「ポテチン」、三波伸介の「びっくりしたなぁ、もう!」、伊東四朗の女形言葉、有島一郎の足を時おり大股開きにして前へ進む歩き芸など、ストーリーの中に随所に笑いどころを差し込んだ。
これは、脚本を担当した香川登志緒のみならず、演出の澤田隆治によるところが大きい。当時、効果音を担当していたダジャレ好きのスタッフが「あたり前田のクラッカー」と言ったところから、「もらった!」と言って定番ギャグになったと澤田本人が語っている。※2019年7月20日に放送された『これが伝説の舞台裏!てなもんや奮闘記』(前編・CS放送の時代劇専門チャンネル)より
一方で、白木みのる、財津一郎、ルーキー新一らが在籍していた吉本新喜劇でも数々のギャグが生まれている。
岡八朗の「くっさー」「えげつなー」、桑原和男の「おはいりください、ありがとう」、チャーリー浜の「君たちがいて、ぼくがいる」「ごめんくさい、こりゃまたくさい、あーくさ」、間寛平の「アヘアヘアヘアヘ」「ア~メマ!」「かい~の」、池乃めだかの猫の形態模写、喧嘩で滅多打ちにあった後に放つ「今日はこれぐらいにしといたるわ」など、数え上げればキリがない。
1970年代~1980年初頭に充実期を迎え、毎週土曜の昼に放送されていたことから、「大阪の子は土曜日に育つ」とも言われた。かねてより大阪は、ギャグが親しまれる土壌だった。
こうした関西のギャグのイメージは、今もなお変わらずに継承されている。
吉本新喜劇で活躍する島田珠代の「パンティーテックス」をはじめ、FUJIWARA・原西孝幸の一休さんの真似から手を叩いて踊り出す「ポクチンダンス」といったギャグは、前後の流れに関係なく単体で笑わせる種類のものだ。
商人の町・大阪ゆえに、瞬時に客の心を掴む“一発ギャグ”が量産されたのかもしれない。
『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』(NET系列、現・テレビ朝日系)、『笑って!笑って!!60分』(TBS系)といった番組で共演した伊東四朗と小松政夫も1970年代をギャグで賑わせたコメディアンだ。
伊東の「ずん」「ニンッ」、小松の「どうして!どうしてなの!おせーて!」「表彰状、あんたはエライ!以下同文」「もーイヤ、もーイヤこんな生活!」「どーかひとつ」など、印象的なものばかりだ。
そのほか、小松扮する小松与太八左衛門の口上と伊東扮するベンジャミン伊東の歌と踊りが一世を風靡した「電線音頭」、伊東が落ち込んだ小松を鼓舞するギャグ「ズンズンズンズンズンズンズンズン、小松の親分さん、小松の大親分」といったものもある。息の合った掛け合いによって生まれたギャグと言えるだろう。
1980年代に入ると、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)がスタートする。「タケちゃんマン」で怪人役を演じた明石家さんまは、「知っとるケのケ」「あみだくじ~ あみだくじ~ ひいてたのしいあみだくじ~」「あほじゃあ~りませんよ、パーデンネン!パ~」などキャラクターにちなんだヒットギャグを連発。「コマネチ」で知られるビートたけしは、コントキャラクター・鬼瓦権造の「冗談じゃないよ」で視聴者を笑わせた。
そのほか、島崎俊郎扮する謎の原住民キャラクター・アダモステの「アダモステ、ペイ!」、片岡鶴太郎やコント赤信号らが演じたピヨコ隊の「ぴ、ぴ、ピーヨコちゃんじゃ、アヒルじゃがあがあ!」、西川のりお演じるツッタカ坊やの「ツッタカター!」など、大人数が出演する番組だけに数も多い。
一方で、同時期に台頭した若手コンビ・とんねるずも、ものまねやギャグを得意とした。「許してちょんまげ」「おとなじゃーん」「おならじゃないのよ、おならじゃないのよ、空気が入っただけ」といったものや、「きまくりあがってます」「XXみたいな」「XX方面」「XX状態」「XXからのXX」といった言葉遊びに近いフレーズも若者から支持された。
『ひょうきん族』や『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)といった番組によって、スタッフを巻き込んだテレビ芸が確立されていった1980年代。続く1990年代は、ダウンタウンの松本人志が「さぶい」「イタイ」「かぶってる」といった言葉を流行させ、大衆の言語感覚を変えていった。
また1996年にスタートした『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系・2002年終了)では、南原清隆が千秋とよゐこの新ギャグをプロデュースし、作る過程や人前で披露する模様をエンタメ化している。
そんな時代の空気の中で、ヒットギャグを連発していったのがダチョウ倶楽部だ。『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)で生まれた「聞いてないよォ」が1993年の「新語・流行語大賞」大衆部門で銀賞を受賞すると、「訴えてやる!」「クルリンパ」「ムッシュムラムラ」、「お前やらないの?じゃあ俺がやるよ」「俺がやるよ」「どうぞ、どうぞ」という一連の芸など、多くのギャグを生み出した。
リーダーの肥後克広によると、流行語大賞で注目されて以降、ギャグ会議を行って「次はこれでいこう」と当たりをつけるようになったそうだ※2022年9月13日に放送された『太田上田』(中京テレビ)より。もちろん収録現場で生まれたものもあるが、これだけ多くのギャグを意識的にヒットさせた手腕こそ評価されるべきだろう。
また、1990年代後半は『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)がリニューアルされ、若手芸人を中心とする空前の“ボキャブラブーム”が起きた。
つぶやきシローが栃木なまりで「XXだよね」とつぶやくあるあるネタ、パイレーツの「だっちゅーの」、ネプチューン・原田泰造の「ご指名ありがとうございます、アキラです」、デンジャラス・ノッチの「ノッチです」など、この番組から流行したフレーズも数多い。
さらに2000年前後は、「ノッチです」のような自己紹介ギャグも目立った。やるせなす・石井康太の「石井ちゃんです!」、元雨上がり決死隊・宮迫博之の「宮迫です!」は代表的なところだろう。共通するのは、真似したくなるような手の動き(宮迫は顔も動く)と自己紹介を織り交ぜているところだ。
1990年代に登場したキャイ~ンは、コンビが向かい合い前かがみに手を組んで仰け反るようにして「キャイ~ン!」とポーズを決めたが、彼らの場合はボケ単体のツカミとして機能している点も興味深い。
2000年代に入ると、『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)『エンタの神様』(日本テレビ系)『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)といったネタ番組ブームが到来する。
また、おすぎとピーコの『BACK-UP!』(同)、『爆笑問題のバク天! 』(TBS系)、深夜番組『本能のハイキック!』(フジテレビ系)など、若手芸人が露出するバラエティーも多かった。こうした中で、テレビ芸やキャッチーなフレーズが次々と生まれていく。
三瓶の「三瓶です」、劇団ひとりの泣き芸、テツandトモの「なんでだろ~」、ダンディ坂野の「ゲッツ!」、ヒロシの「ヒロシです」、長井秀和の「間違いない」、“ハードゲイ”に扮するレイザーラモンHGの「フォー!」、小梅太夫の「チッキショー!」、長州小力の「キレてないですよ」、小島よしおの「そんなの関係ねぇ」「おっぱっぴー」、髭男爵の「ルネッサ~ンス!」、エド・はるみの「グ~!」など、独自の持ち味でブレークする芸人が後を絶たなかった。
2010年代に入ると、「R-1ぐらんぷり」(現・R-1グランプリ)や「日清食品 THE MANZAI」(2011年~2014年まで開催)などの賞レース、年末年始恒例の若手発掘番組『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ系)、ものまね番組からYouTube動画まで、さらに幅広い場所から芸人がブレークした。
スギちゃんの「ワイルドだろぉ」、ハマカーンの「ゲスの極み」、キンタロー。の「フライングゲット!」、日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ」、8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」、永野の「ゴッホより普通にラッセンが好き」、とにかく明るい安村の「安心してください、はいてますよ」、ピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン」、ブルゾンちえみの「35億」はよく知られたところだ。
2008年に「グ~!」、2012年に「ワイルドだろぉ」、2014年に「ダメよ~ダメダメ」が「ユーキャン 新語・流行語大賞」で年間大賞を受賞していることからも、ネタ番組や賞レースの影響が読み取れる。また2011年の東日本大震災後は、選考委員が明るい話題にスポットを当てようとした部分も大きいだろう。
古くはコメディアン・伴淳三郎の「アジャパー」、由利徹の「オシャマンベ」「チンチロリンのカックン」など映画にちなんだギャグもあるし、「おそ松くん」(作者:赤塚不二夫/小学館)に登場するイヤミの「シェー」、「がきデカ」(作者:山上たつひこ/秋田書店)のこまわり君が発する「死刑!」といったギャグ漫画から一世を風靡したものもある。
どれもインパクトの強いワードや滑稽な動きが特徴だ。「ギャグ」を辞書で調べてみると、「演劇や映画で、本筋と直接関係なく客を笑わせるために入れるせりふや身振り。冗談。しゃれ」とある。しかし、時代を経るごとに「何がギャグで、何がギャグでないのか」の線引きは難しくなった気がしてならない。
コメディー映画や『てなもんや三度笠』のような時代劇のパロディーであれば、本筋がはっきりしているため一目でギャグとわかる。しかし、芸人が披露するネタ中の動きやパワーワードはギャグに当たるのか。これを冗談やしゃれと言うには幅が広すぎる。あえて定義づけるなら、「グループや個人、架空のキャラクター単体の持ち味を象徴する滑稽で簡潔なパフォーマンス」ということになりそうだ。
この件について志村けんは、著書『変なおじさん【完全版】』(新潮文庫)の中で「多分、関西の芸人なんかの場合だと、言葉ひとつ、動きひとつをとってギャグと言ってるんだろうけど、僕の考えるギャグはちょっと違う。これがこうなって、その伏線があって、次にこうなる、といったトータルなものがギャグだ」と語っている。
一方で、同じドリフの加藤茶は「ギャグというのは、自分個人が笑われること。たとえばおっちょこちょいとか、そそっかしいとか、どこか抜けているとか、そういう人間のやることがギャグなんです。関西のほうの“ごめんくさい”でひっくり返るというのも、ギャグじゃなくてことば遊び」と言及している。(『DENiM 1995年8月号』(小学館)より)
あるワードや動きだけをギャグとしない点は考えが一致している。これは、2人がアメリカのコメディアン、ジェリー・ルイスから影響を受けたことによるものだろう。あくまでも彼は、劇中のキャラクターとしてギャグを披露していた。
一方で、ギャグの定義については微妙に違いがあるようだ。志村はコント全体の流れを、加藤は滑稽な演者が何かしらで笑われることをギャグと捉えている。作り手と演じ手の捉え方の違いなのだろうか。
いずれにしろ、舞台・映画・漫画からテレビへとメディアの主流が移ったことでギャグの定義も変化した。他方で、いかりや長介がコントの最後で放つ一言「だめだこりゃ」など、お決まりのフレーズを芸人や大衆が真似たことによって“ギャグ化”したものも多いのは間違いないだろう。
怪奇!YesどんぐりRPGのような新鋭も活躍するギャグ界隈。今後どのようなギャグが飛び出し、この時代に笑いを生み出すのか、楽しみでならない。