連載
#97 コミチ漫画コラボ
ふなっしーに励まされ…「好きにまっすぐ」人生に彩りくれた〝推し〟
夢中になれることがあるのはすばらしいです!
ふなっしーと聞いてイメージするのは、「ヒャッハー」と叫んでクレイジーな動きをするあの姿。しかし、それは彼のほんの一面でしかないことをこの作品が教えてくれました。強いキャラクターでテレビに引っ張りだこだったときも、本人は冷静に捉えていたなんて。
気持ちが落ち込んでいたときにふなっしーと出会った作者は、おもしろいキャラクターはもちろん、深みがあってブレない姿にひかれたそうです。
ふなっしーを長年追ってきた作者だからこそ描けるすてきな作品。もっともっとふなっしーのことを知りたくなりました。
こういう「同志」、いいなぁ。作品の世界観に引き込まれました。
昔からかっこいいものが好きな男の子と、アイドルにいそうな名前なのに「暗い」と言われる女の子。クラスでは接点のなかった二人が、放課後行った男性アイドルのライブで偶然一緒になり、話します。
周りの反応におびえ、「好き」という気持ちを伝えることが苦手な二人でしたが、「推し」について素直に語り合える仲間ができて解放されたようでした。
夢中になれることがあるのはすばらしい。かっこいいです。
何につけてもポジティブで、一生懸命な姿は輝いて見えますよね。
作者の「推し」は、いつも前向きでキラキラしていて、「好き」にまっすぐ向かっている人。作者が漫画の道に進むきっかけをくれた存在でした。
漫画を「仕事になんてできないだろうな」「でも」とネガティブとポジティブが錯綜(さくそう)するなか、たどり着いたのは「好きにまっすぐ」という推しの姿勢です。
新しい扉を開けることは勇気のいるアクションでもあります。
8ページ目のあの表情を見て「私も新しい扉を開けたい」、そう思いました。
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