ネットの話題
トラックのこんな所が開くの? 前面の一部がパカッ、窓ふき用足場に
こんなところが開くんですか?
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こんなところが開くんですか?
大型トラックのフロントグリルに設けられた装備が、ツイッター上で注目を集めています。グリルの一部が実は開閉式になっていて、開くことで窓ふき用の足場になるという機能です。15年ほど前から設定しているという日野自動車を取材しました。
日野自動車が製造している積載量10トンクラスの大型トラック「プロフィア」。
話題になっているのは、このトラックに標準装備されている「窓拭きステップ」です。
現行型のフロントグリルには銀色に輝く4本のバーがあり、その下から2番目のバーに装備されています。
グリルの一部にしか見えませんが、横にあるレバーを動かすことで実は開閉できるようになっているのです。
ステップを開いて足場にし、グリルの上にある取っ手をつかみながら窓をふけるように設計されています。
今月8日、販売会社である南関東日野自動車のツイッターアカウントがこの機能を紹介。
足場を開いた状態の写真を添付してツイートすると、「ここ開くの?」「ボンドカーみたいにミサイル撃てそう」といったコメントが寄せられ、いいねは6000を超えています。
実はココ開きます。フロントガラスを掃除する時に、足場としてすごく便利なのでぜひご活用ください(=゚ω゚)ノ
— 南関東日野自動車株式会社【公式】 (@HINO_MKANTO) September 8, 2021
写真には写っていませんが、もう少し上にある取っ手を持って安全第一で作業してくださいね🙏 pic.twitter.com/6wmuGeOn3M
日野自動車によると、プロフィアに開閉式の窓ふきステップが設けられたのは2005年ごろ。
通常のトラックでは、バンパー部分などに足をのせる場所がありますが、より安定して窓を拭きやすいようにと開閉式を採用したそうです。
ステップの位置を高めに設定しているため、手の届く範囲が広く、拭き残しが少なくなるのも特徴です。
重さは120キログラムまで耐えられるように設計されているといいます。
現行車種で採用しているのはプロフィアのみで、中型の「レンジャー」や小型の「デュトロ」には装備されていません。
投稿が話題になったことについて、南関東日野自動車のツイッター担当者は「便利な装備なので、ご存じなかった方はぜひ試してみてください」と話していました。
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国内の主要トラックメーカーに確認したところ、同じような開閉式の窓拭きステップを採用している車種はないとのことでした。
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