ネットの話題
「ステラおばさん」パリピになっちゃった! 渋谷の踊る電飾が話題に
ステラおばさんがパリピ風になったLEDサイン。渋谷のお店に登場して注目を集めています。
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ステラおばさんがパリピ風になったLEDサイン。渋谷のお店に登場して注目を集めています。
アメリカンクッキーの専門店「ステラおばさんのクッキー」。実在したステラおばさんのレシピが元になっていて、彼女はロゴマークにも登場しています。そんなステラおばさんがパリピ風になったLEDサインが、渋谷のお店に登場して注目を集めています。思い切った挑戦の狙いについて聞きました。
ネオン風LEDで動いているステラおばさんがとてもオシャレですね! pic.twitter.com/dycj1I6dZx
— 株式会社ダイカン (@Daikan_Co_Ltd) July 1, 2021
ステラおばさんのクッキーを運営しているアントステラのホームページには、創業の経緯がこう書かれています。
1982年、来日していたジョセフは、ステラおばさんのお菓子を日本に紹介しようと決意。
74歳になっていたステラおばさんに電話で相談すると、とても喜んでくれて、こう言ったそうです。
「いいかい。クッキーやケーキを作るとき一番大切なのは、オーブンの温度じゃないんだよ。それを誰かのために作ろうっていう気持ちなんだよ」
6年かけてジョセフにクッキーとケーキ作りのすべてを伝えたステラおばさんは1988年、80歳で亡くなりました。
店名はストレートに「ステラおばさんのクッキー」、会社名も「アントステラ(=ステラおばさん)」となっています。
そんなステラおばさんがパリピ風になったLEDサインが、渋谷の地下街にオープンした「しぶちか店」に登場しました。
ジョン・トラボルタ主演の映画「サタデー・ナイト・フィーバー」を彷彿とさせる、右手を高く上げたステラおばさん。
よく見ると電飾は右手部分だけ4つあって、交互に点滅させることで下から上に手を上げて踊っているように見えます。
制作を手がけた大阪市のサインメーカー「ダイカン」が、実際に点灯している動画をツイッターで紹介すると話題に。
「こんなファンキーな人だったの?」「本物を見てみたい」「ファン」になりそうといったコメントが寄せられ、いいねは8千を超えています。
企画した狙いについて、アントステラの広報担当者はこう説明します。
「様々な世代がスクランブルし、様々な文化が生まれてきた渋谷はエンターテイメントシティーです。そんな渋谷に直営店をオープンすることになったので、新たな世代とのつながりを目指し、今までのステラおばさんにはない『新しいこと』をテーマに展開しました」
かなり思い切った企画のようですが、社内では「新たな情報発信、チャレンジの具現化としてポジティブな考えや意見で統一されていました」とのこと。
オープン以降、思った以上の反響が寄せられていて、電飾を撮影したいというお客さんも多いそうです。
「ステラおばさんのクッキーは1枚のクッキーから、あたたかい心の交流ができると信じております。今回のネオンの話題からブランドに興味を持っていただき、たくさんの方にクッキーをお召し上がりいただけたらと思います」
【納入事例】
— 株式会社ダイカン (@Daikan_Co_Ltd) July 1, 2021
ステラおばさんのクッキー しぶちか店様
記憶式調光器のよる発光パターンとネオン風LEDによりデザイナー様のイメージを忠実に再現しています✨
7月1日にオープンされました!お近くの方はぜひご覧になってみてください☺️#しぶちか #ステラおばさんのクッキー pic.twitter.com/ZE93oKYr6X
実際に制作したダイカンの開発担当者は、「指示書を見ながら点滅の速度の調整や、ネオン風な色合いにこだわりました」と話します。
実際に点灯した時だけでなく、消灯時にもツヤツヤに見えるよう、クリアなコーティング塗装を施すなど、こだわったといいます。
「当社はネオン風サインが主力ですが、ここまで注目されたのは初めてです。もちろんうれしいですが、驚きのあまり戸惑っています」
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