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ネットの話題

パンクした自転車、かごに残された手紙が「神様かな」と話題に

「恩に思ったら…」おじさんの真意は?

パンクした自転車=やういもさん(@ppt_ppt_ppt_ppt)提供
パンクした自転車=やういもさん(@ppt_ppt_ppt_ppt)提供

目次

登校中、突然パンクしてしまった自転車。授業が終わって、回収しに行くと、自転車に異変がありました。かごに残されていた手紙に「神様かな」と共感が集まっています。投稿者に話を聞きました。

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噓やろ?

話題になったのは、やういも@イラスト(@ppt_ppt_ppt_ppt)さんがツイッターで投稿した写真です。
え、噓やろ?

一言添えた画像には、自転車のかごに入れられた手紙が映っていました。

手紙はワードで作ったようなシンプルな文面でこうつづられていました。

朝方 困ってたみたいなので、暇なオヤジがパンク修理しておきました

パンクは完全に直っていました。

空気圧が完全ではないので、速やかに補充した方が良いと思う。

手紙はこう締めくくられていました。

「ありがたいと『恩』」に思ったら、家族でも誰でもいいので、何か一つ『恩を返して』下さい。

 暇なフーセンおじさん

手紙はこれだけの内容で、差出人の連絡先などもありませんでした。


この画像を見た人たちは、「か、神様かな……?」「めちゃめちゃいいおじさんすぎない?」「ペイ・フォワードだ……」「暇をもて余した行動がかっこいい」などと、コメントが集まり、7万件以上のいいねがつきました。

30分自転車を引きずり歩いた

投稿したやういもさんに話を聞きました。

やういもさんは大阪在住の大学生で、イラストレーターとしても活躍しています。


毎週100キロ以上こいでいるという愛車は、かご付きのマウンテンバイクのような自転車。

5月26日の朝、登校中、この愛車が、家から出発して10分くらいのところで、段差にひっかかり、パンクしてしまいました。

自転車をずっと引きずり、大学に向かおうとした、やういもさん。
忙しい朝の道、学生やサラリーマンなどいろいろな人がその必死な姿を見ていましたが、誰にも声は掛けられませんでした。

30分ぐらい自転車を引きずりながら歩いたところで「これはもう間に合わないな」と諦め、やむなく自転車を近くの公園に置かせてもらいました。授業をオンラインで受けるために自宅に戻ったそうです。


夕方、自転車を回収するために公園に戻ったところ、自転車のパンクが直り、この手紙が、かごの中に貼ってあったそうです。

驚きのあまり、この体験をすぐに投稿しました。

「フーセンおじさん」の手紙=やういもさん提供
「フーセンおじさん」の手紙=やういもさん提供

優しくなろうと思った

自転車は、何の違和感もなく、快適に乗ることができているそうです。

あれから、おじさんには会っていません。

「おじさんも多分僕と会って何かして欲しいとか思ってないと思うので、僕は誰かが困っていたら助けることをしていきたいと思っています。もし会えたとしたら、感謝を伝えたいです」


多くの反響があった投稿につなげるようにして、やういもさんはこんなメッセージを書いています。

これを見て私は優しくなろうと思いました。皆さんもぜひ周りの人に優しくして下さい

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