話題
プリッとむいたら羊の毛刈り ファスナーはバリカン、ポーズもいいね
羊の毛刈りを体験できるぬいぐるみの販売が始まりました。
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羊の毛刈りを体験できるぬいぐるみの販売が始まりました。
これ1個で羊の毛刈りを体験できます――。そんなぬいぐるみの販売が始まりました。牧場の監修を受けて完成させたプランナーに話を聞きました。
通販大手フェリシモが15日に発売した「羊の毛刈りがいつでもどこでも楽しめる 羊の毛刈りぬいぐるみ」(税込み2750円)。
モコモコした毛をまとった羊のおなかにはファスナーがあり、持ち手の部分はバリカンのデザインになっています。
まるでバリカンを滑らすようにして開けると、モコモコした部分が脱げて、毛を刈られた後の羊に変身します。
神戸市立六甲山牧場から依頼を受けて開発したというこの商品。
手がけたのは、フェリシモのユーモア雑貨の商品開発を担当する企画デザイン会社「2時」のプランナー・田中桃子さんです。
「『何か面白いものを作って』という依頼をいただいて、10年ほど前に毛刈りを見た時のことを思い出したのがきっかけです」
羊たちを追いかけて、ちょこんと座らせるようなポーズで毛を刈っていた様子が思い浮かび、そのビフォアー・アフターをぬいぐるみで再現することにしました。
企画するにあたって、再び六甲山牧場を訪れた田中さん。
バリカンを見せてもらい、実際に刈る時はおなかの部分から始めることなどを教えてもらい、ぬいぐるみに反映させました。
毛の色については、イメージするようなまっ白ではなく、実際は黄色っぽいベージュ色だったため、この色にピッタリな素材を探しました。
また、飼育員からのリクエストで「副蹄」も再現。岩場などでずり落ちないように滑り止めの役目を果たす小さな蹄です。
監修に関わった六甲山牧場の広報担当・投野久美さんは、こう話します。
「羊のぬいぐるみはいっぱいありますが、ここまでリアルに再現しているものは珍しいです。ぜひ六甲山牧場で本物と見比べてみてください」
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ぬいぐるみはフェリシモの通販だけでなく、六甲山牧場でも5月上旬から販売される予定です。牧場版は右耳に個体を識別するための赤いタグが付くそうです。
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