連載
#59 コミチ漫画コラボ
満員電車の「苦行」激変、テレワークで異変…新しい生活様式、漫画に
マンガのSNSを運営する「コミチ」とコラボして、「#わたしの新しい生活様式」をテーマに募集しました。
仏教界のお話……と思いきや、WEB会議ツールには「あるある」の展開を面白おかしく表現し、学びもあるマンガでした。
WEB会議ツールを使う際、最初に確認することはマイクとカメラの設定です。そう意識できるのは、慣れにすぎません。
ミュートが解除されていることに気付かず、独り言をもらす主人公。新語・流行語大賞にもノミネートされている「オンライン〇〇」は、今でこそ当たり前のようにツールを使いこなせる方が多いと思いますが、広がり始めたころはあちこちで主人公のような"事件"があったのではないでしょうか。
「オンライン講義に参加する際も対面でいるとき言わないことは言わない」
この教訓は、「新しい生活様式」から新鮮味が抜けても肝に銘じ続けないければいけないことですね。
マスクが手放せなくなって数ヶ月。会う人会う人、鼻から下は見えない状況です。仕事や買い物で、最初は表情がわからなくて不安になったかもしれませんが、それも日常に溶けました。
漫画では、似顔絵を描くため、人々がマスクを外しています。久しぶりに見る「生の笑顔」。作者のchikuさんはこう書きます。
「マスクの下の…」
「笑顔は…」
「みなさん…」
「素晴らしい!」
このエピソードから牛乳瓶へのオチに、とてもほっこりしました。
「眺望良好」。これまで、マンションのこの売りが理解できなかったという主人公。しかし、テレワークの生活になり4ヶ月、"異常"が出始めました。
外出が制限された数か月前、家からの景色の大切さに気付いた方は多いのではないでしょうか。
「地下牢の囚人に近い精神状態」の表情は秀逸です。
通勤に「片道2時間」かかり、毎日「苦行」に耐えていたという作者のうんたばさん。テレワークや時差出勤ができない職場で頭を抱えていましたが、コロナ禍の電車は激変。座れるほどの余裕ができたそうです。
「なんで今までできなかったのか?」。本当にそう思います。
少しずつ人出が戻ってきましたが、あの空間が再現されることはないと信じたいです。
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withnewsは2018年10月から、マンガのSNSを運営する「コミチ」とコラボ企画を始めました。毎月のお題に沿って、身近な出来事や思い出をストーリーにした作品を募集しています。
今回ご紹介できなかった応募作品は、コミチのサイトでご覧ください。ご応募いただき、ありがとうございました!
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