ネットの話題
野球場で歌えないなら… 自撮りを集めた「#ひとり大声援」が話題
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ハッシュタグ「#ひとり大声援」をつけ、最初にツイッターで発信したのは3月24日。
プロ野球界ではこのとき4月24日の開幕をめざし、応援については、専門家チームから「応援歌合唱、鳴り物使用の応援スタイルの変更」などを提言されていました。
「球場で応援できなくなることが、怖かったんです」
横浜DeNAベイスターズファンのあまちゃづるさんは、「ハマスタに行けなくても大声援を」と、友人2人とベイスターズのチャンステーマをアカペラで歌う様子を自撮り。3人分の動画を合わせる編集をして、投稿しました。
ちなみに友人は、阪神タイガースと中日ドラゴンズのファンだそうです。
【拡散希望】
— パットン戦車団_あまちゃづる (@Patton_Senshadn) March 24, 2020
ハマスタに行けなくても大声援を。
ということで、みんなで応援歌を歌いませんか!
この動画に合わせて「チャンステーマ0」を歌い、編集で合体して大声援にする「 #ひとり大声援 」という企画をやりたいと思います。現在3人。参加方法は(続く)#ハマスタで心をひとつに#baystars pic.twitter.com/vBqn1cPlai
翌日、強力な助っ人が現れました。
ツイッターのプロフィルで「プロ野球応援歌をまるでホンモノの試合のように表現するエンタメバンド」をうたう「東京ダグアウツ」のメンバー・シガシゲノブさんです。
音源を提供したいという申し出で、「ムーブメントにしましょう!と言われました」とあまちゃづるさん。
「貧相なアカペラ」に伴奏がついたことで「楽しそうなイベントになってきた」。25日の参加者は7人でしたが、企画が加速した瞬間でした。
昨日からスタートした #ひとり大声援 企画2日目!
— パットン戦車団_あまちゃづる (@Patton_Senshadn) March 25, 2020
【3人→7人】
ご参加ありがとうございます!
伴奏もいただいてしまいました!
試合のない日が続きますが、皆さんで一緒に歌って、開幕まで突っ走ろう!
ご参加、リアクションお待ちしております。参加方法は(続)#ハマスタで心をひとつに#baystars pic.twitter.com/HUr4iLB0Pz
応募方法は、シガシゲノブさんがツイッターでアップしている伴奏に手拍子や歌声を合わせ、あまちゃづるさんにDMかメールを送るというものです。
「知らない人に、いきなり自分の自撮りと歌を送るので、心理的ハードルは高いと思います(笑)」
それでも反響が少しずつ大きくなり、「最初の週末で十数人。2週間で50人ぐらいまで増えました」。
増えれば増えるほど、合唱に厚みが増すので、実際に球場で応援しているように聞こえてきます。
約1カ月後、参加者は130人まで達しました。
#ひとり大声援
— パットン戦車団_あまちゃづる (@Patton_Senshadn) April 24, 2020
【32日め 130人!】
自撮りを集めてチャンステーマ0を合唱する企画
1ヶ月前、わずか3人で始まった「ひとり大声援」。
日本中の違う場所の、声も年齢もいろいろ違う人が、みんな同じ歌を歌って、
「離れた場所から、あつまって」います。#baystars#ハマスタで心をひとつに pic.twitter.com/0hLMAWK2VL
今では東京ヤクルトスワローズや埼玉西武ライオンズなど、他の球団でも有志が立ち上がり、「#ひとり大声援」の輪が広がっています。
ただ、あまちゃづるさんは「1人で動画を編集して発信できるのは、130人までかなと感じています。人数を集めることが目的ではなく、ファン同士で励まし合う思いの方が強いです」。
今は、チャンステーマで叫ばれる選手名ごとに自撮りを分け、まとめる作業に精を出しています。
2曲目の募集も始まりました。
記者としては、その動画が無観客で開幕したとき、電光掲示板で映し出される演出ができたら、面白いなと思っています。
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