連載
#2 with音ニュース
【音声あり】休園中の動物園の今、水から「プシュー」聞こえる鼻息
鼻息で癒やされる…
いつもなら、生き物たちと触れあう子どもたちの賑やかな声が響く動物園。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、休園が続く動物園は普段より静かです。そんな園内で、生き物たちはどう過ごしているのでしょうか。約60種類の生き物を飼育する東京都の江戸川区自然動物園(2月末から休園中)で、アシカ科のオタリアの様子を聞きました。
水中や水辺で多くの時間を過ごすオタリア。100キロを超える大きな体で水中をゆっくり泳ぎまわります。その水中での動きが「チャプンチャプチャプ」と優しい水の音に。
時折、「シュー」、「プシュー」と聞こえるのは、オタリアの鼻息。人が近づくと、興味津々で水の中から顔を出し、こちらをのぞき込みます。
「開園中の、いつも人がいる状態のときはこうじゃないんですが、人が来ない環境だと、珍しがって興味を持って顔を出すのかもしれません」と、飼育員の前田亮輔さん。
オタリアの真っ黒でまん丸の目が可愛くて、私がじっと見つめていると、前田さんから「突然鳴くことがあるので気をつけて…」とアドバイスを受けました。
江戸川区自然動物園は、約60種類の生き物を飼育している無料で入れる動物園です。モルモットやうさぎ、ヤギなどを近くで触ることのできる「ふれあいコーナー」は普段、週末になると、親子連れで賑わいます。
自然動物園は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月末から休園中。いまのところ、5月7日以降の再開を予定しています。
1/16枚