ネットの話題
24年前のクリスマス、父がくれたドラクエ 強がり見抜かれた中2女子
24年前のクリスマス。プレゼントをくれたのはサンタではなく父でした
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24年前のクリスマス。プレゼントをくれたのはサンタではなく父でした
どうしても欲しかったゲームソフト「ドラゴンクエストVI」。24年前のクリスマスにプレゼントしてくれたのは、サンタではなく父でした――。そんな中学2年生の時の思い出を描いた漫画が、ツイッター上で注目を集めています。作者である漫画家に当時のことを聞きました。
今月17日、「ちょっと早いけどクリスマスの思い出」という文章とともに投稿された4ページの漫画。
1995年12月に発売されたドラゴンクエストVIが、どうしても欲しかった中学2年生女子の物語です。
この漫画に対して、「神様は見てなかったけど、お父様は見ていてくれたんですね」「ファイナルファンタジーVIと間違わなくてよかった」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万、いいねは9万を超えています。
「クリスマスが近くなって、娘のプレゼントを考えていた時にふと思い出して描きました」
そう話すのは、漫画家で主婦のあさのゆきこさん。「はんなりギロリの頼子さん」「夕焼けロケットペンシル」などの作者です。
今回の漫画は、父への感謝と「自分、バカなことしてたなぁ~」という自虐を込めて、実体験をそのまま描きました。
「雰囲気が出ると思ったので、セリフを手書きにしてみました」
ちょっと早いけどクリスマスの思い出 pic.twitter.com/pK597CCq0D
— あさのゆきこ (@YUKIKOASANO) December 17, 2019
今も手元にあるというドラクエVIのソフト。
その後のシリーズも全部プレイしていますが、XとXIは、子育てが忙しくてクリアに至っていません。
プレゼントしてくれた理由を父に尋ねたことはないそうで、「懸賞に応募したという話はしていたので、不憫に思ったのかもしれませんね(笑)」と推測します。
漫画が話題になったことについては、「こんなに反響をいただけるとは思っていなかったのでうれしいです。父をほめていただき、照れくささもあります」。
いま、父に対して伝えたい思いについて尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「ドラクエ買ってきてくれてありがとう! 親になってプレゼント選びの大変さがわかりました!」
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