ネットの話題
焼き鳥が20倍入った缶詰 内容総量1750gのロングセラー販売元に聞く
静岡の会社が手がける焼き鳥の缶詰が、ネット上で注目を集めています。
ネットの話題
静岡の会社が手がける焼き鳥の缶詰が、ネット上で注目を集めています。
静岡の会社が手がける焼き鳥の缶詰が、ネット上で注目を集めています。内容総量1750g(固形量1200g)と、通常品の20倍以上の量です。まもなく発売から50年を迎えるというこの商品について、販売元を取材しました。
缶詰・レトルトパウチ食品の製造販売などを手がけるホテイフーズコーポレーション(静岡市)。
看板商品は「やきとり」シリーズで、国産鶏肉を100%使用し、炭火で焼き上げている点が特徴です。
ビールのおつまみや夜食にも便利で、賞味期間が長く常温保存できるため防災備蓄用としても需要があります。
シリーズ一番人気なのが、1970年発売の「たれ味」。甘くて濃厚な秘伝のたれに焦がし醤油を加えた内容総量75g(固形量55g)の商品です。
話題になっているのは、このたれ味の大型缶です。内容総量1750g(固形量1200g)と、通常品の20倍以上もあります。
先日、ツイッター上でこの商品が紹介されると、「非常食としてキープしておきたい」「パーティーの持ち寄りで使えそう」といったコメントが寄せられ、話題になりました。
いったい、どのような狙いで作られたのか? 商品企画課リーダーの水野拓真さんは「業務用として1970年の通常品発売当時から販売しています」と説明します。
飲食店を中心に人気のあった商品ですが、一般にも知られるようになったのは5年ほど前から。
ホテイフーズコーポレーションが県内のお土産物ルートを開拓しようと、レトルトカレーを売り出した際に、売り場にカレー以外のものも置くことになり、この大型缶が選ばれました。
実際に購入する人はそれほど多くなかったものの、SNS上などで評判となり、大食い自慢のYouTuberが実食動画をアップするケースも出るなど、注目を集めました。
今では県内の土産物店だけでなく、Amazonなどの通販サイトでも売られています。
話題になったことについて、水野さんはこう話します。
「缶詰になじみのない若い世代の方々に届いて、ありがたいです。一度開けたら早めに食べきらないといけないので、パーティーやバーベキューなどでご活用ください」
1/10枚