ネットの話題
おむすびと思いきや…ケーキでした! 三角フィルムに入ったスイーツ
コンビニのおにぎりと思いきや、中身はケーキでした――。
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コンビニのおにぎりと思いきや、中身はケーキでした――。
コンビニのおにぎりと思いきや、中身はケーキでした――。そんなスイーツ「OMUSUBI Cake(おむすびケーキ)」がネット上で注目を集めています。コミュニケーションツールとして考案したというパティシエに話を聞きました。
今月18日から12月12日まで、新宿ルミネエスト地下1階で限定販売中の「OMUSUBI Cake」。
コンビニのおにぎりのような三角の形で、同じ要領でフィルムをはがすと、中にはケーキが。
海苔のように見えるのはブラックココアを使ったクレープで、ケーキ部分にはスポンジやクリーム、パイなどが入っています。
ラインナップは、以下の全9種類で価格はそれぞれ1個432円(税込み)です。
・クッキー&クリーム
・モンブラン
・ティラミス
・チーズケーキ
・アールグレイ
・グレープフルーツ
・グリーンティー
・ショコラ
・ストロベリー
先日、このケーキがツイッターで紹介されると、「食べるのがもったいない」「手軽に食べられそうで良い発想」といったコメントが寄せられ、話題になっています。
「人と人の会話が増えたり、誰かが喜ぶ顔を見られたり、コミュニケーションスイーツとして考案しました」と話すのは、スイーツプロデューサーのTSUBASAさんです。
大阪で月1回の予約制ケーキビュッフェ「TSUKIICHI」を開催しており、その合間にポップアップストアとして各地に出店。
その中で「嗜好品であるスイーツを日常のものに」というテーマで新商品に取り組みました。
「コンビニスイーツって、買う人のニーズをとても考えて開発されていると思うんです。参考にしようとコンビニに入って目についたのが、おにぎりだったんです」
手軽に食べることができる定番商品のおにぎり。これをスイーツにしたら気軽に手に取ってもらえるし、きっとSNS映えもするだろうと考えました。
当初、おにぎりと同じようにフィルムを外すときにクレープとケーキがくっつくようにしましたが、はがしにくく、見た目も崩れてしまうため、初めから一体化させた状態に。
海苔のように見える素材については、ライスペーパーなども検討した結果、ココアで黒くしたクレープにたどり着きました。
今年8月下旬から、関西の百貨店系列のスーパーで販売を開始。百貨店の催事に出店したり、自社ECサイトでも売り出したり。約3カ月で4万個近くが売れるヒット商品になりました。
見た目と中身のギャップの面白さから、手土産や外国人観光客へのサプライズ、結婚式の引き出物といった用途を想定。
OMUSUBI Cakeが3個入る専用の箱(税込み110円)も用意し、こちらもデザインにこだわりました。
話題になったことについて、TSUBASAさんはこう話します。
「むかし修行中に先輩から教えていただいた『ケーキがある所に悲しみの涙はない』というフレーズが今も胸に響き続けています。OMUSUBI Cakeを第1弾として、みなさんを笑顔にできるスイーツをこれからも作り続けていきたいです」
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