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「母という生き物」になったんだ… 息子を抱く実母を見て思ったこと

6月に長男を出産した女性が描いた漫画が、ツイッター上で話題になっています。

漫画「母という生き物」の一場面
漫画「母という生き物」の一場面 出典: けいさんのツイッター

目次

 30年前の母と私もこんな感じだったんだろうか――。6月に長男を出産した女性が描いた漫画「母という生き物」が、ツイッター上で話題になっています。作品に込めた思いについて聞きました。

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出産から1カ月に


 先月30日にツイッター投稿された4ページの漫画。

 作者は6月に長男を出産した、けい(@kei_s20)さん。30代の会社員です。

 出産から1カ月が経ったころ、実家から母が手伝いにきてくれる場面から漫画は始まります。

漫画「母という生き物」
漫画「母という生き物」 出典: けいさんのツイッター

作者に聞きました


 この漫画に対して、「胸がいっぱいです」「同じ思いで泣きました」といったコメントが寄せられ、リツイートは3万、いいねは15万を超えています。

 「妊娠した頃から、日々の心境や変化の記録のために絵や漫画を描いています。今回も、今の気持ちをいつでもその時のまま思い出せるよう形にしました」とけいさん。

 ツイッターへの漫画の投稿はもともと日記のような位置付けなので、できるだけ今の気持ちを素直に、ありのまま描いたそうです。

 「自分の気持ちを整理し、今後も思い出せるように描いたものなので、誰かに何かを伝えるつもりで描いたものではありませんでした。しかし、今回多くの方々に見ていただき、共感の声をいただけたことで、多くの親が子を想っていること、また、子が親を想っていることがわかり、感動しました」

漫画「母という生き物」の一場面
漫画「母という生き物」の一場面 出典: けいさんのツイッター

「漫画にして投稿して良かった」


 漫画にしたことは母には伝えていませんが、「多くの方々に読んでいただけたことも含め、きっと喜んでくれると思うので、いつか今までの感謝の気持ちとともに伝えられたらと思っています」。

 タイトルは「母という生き物」ですが、母と同じように、きっと父もたくさんの思いをこめて自分に接してくれていたのだろうと、夫が息子に接している姿を見て思うそうです。

 「世の中の『親』の気持ちが、自分が親になって初めて見えてきました。私は親になってまだ2カ月ですが、きっとこれからもこういった瞬間の連続なのだろうと思います。自分の親にはこれからできるだけ返していきたいです」

 話題になったことについては、こう話します。

 「子育て中の方々に共感していただけたことはもちろん、そうでない方々も、ご両親について何か思いを馳せるきっかけにしていただけたようなコメントを多くいただきました。気持ちを自分の中にとどめておくのではなく、漫画にして投稿して良かったと感じています」

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