ネットの話題
僕にエサをください! 右前脚で「挙手」するアライグマが可愛すぎる
「エサを投げて!」。そんな声が聞こえてきそうなアライグマのしぐさが注目を集めています。
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「エサを投げて!」。そんな声が聞こえてきそうなアライグマのしぐさが注目を集めています。
「僕はここにいるよ。エサを投げて!」。そんな声が聞こえてきそうなアライグマのしぐさが、ネット上で注目を集めています。目立つ割にはそれほどエサにありつけないという「カルー」について取材しました。
長崎県佐世保市にある「九十九島動植物園 森きらら」。そこで飼育されている全9頭のアライグマのうち、やたらと目立つのがカルー(オス、10歳)です。
飼育施設の前には1回100円のガチャがあり、回すとアライグマのエサが出てきて、来園者が投げ入れることができます。
回す音が聞こえると、一斉に集まってくるアライグマたち。その中で、少し離れたところで後ろ脚で立ち上がっているのがカルーです。
他にも立ち上がっている個体はいますが、カルーの特徴はその右手。「ハイ!ハイ!僕はここだよ」と言わんばかりに右前脚で「挙手」するのです。
先月末、カルーたちにエサをあげる様子を映した動画がツイッター投稿されると、「姿勢良すぎる」「魔法で動物にされた人間じゃないの?」といったコメントが寄せられ、話題になっています。
「はっきりした時期はわかりませんが、何年も前からやっていて、ショップで売っているタンブラーにもあのしぐさがプリントされています」と飼育員の永富裕輝さん。
エサをもらう時の定位置は他の個体よりも後ろで、木製ベンチの上に立ち上がることもあるというカルー。
しぐさの理由はわかっていませんが、エサをあげる時はほぼ毎回、右前脚だけをあげるそうです。
しぐさが目立つため、来園者もカルーめがけてエサを投げますが、思ったほどありつけていないといいます。
「前ばかり見ているからなのか、近くの地面に落ちたエサを他の個体にさらわれることもしばしばです。カルーの近くにいればエサにありつけると理解している個体もいます」
話題になったことについては、こう話します。
「みなさんに喜んでいただけて嬉しいですし、アライグマたちも喜んでいると思います。カルー以外も個性的なので、ぜひ目を向けてください」
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