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タピオカが流行ってる理由? 一目瞭然な阪急三番街のポスターが話題
タピオカドリンクがなぜこんなにも流行っているのかを表現したポスターについて取材しました。
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タピオカドリンクがなぜこんなにも流行っているのかを表現したポスターについて取材しました。
若い女性を中心に支持を集めているタピオカドリンク。なぜこんなにも流行っているのかを表現したポスターが先日、ネット上で注目を集めました。阪急梅田駅直結のショッピングセンター「阪急三番街」に貼り出されていたポスターについて取材しました。
モチモチとした食感が特徴のタピオカは、南米原産のキャッサバという芋から抽出したでん粉の粉末を固めて煮たもの。最近では「タピる」「タピ活」などの言葉も生まれるほど人気です。
背景として、発祥の地である台湾人気の高まりや、インスタグラムなどでの拡散などを指摘する声も上がっています。
そんな中で先月下旬、流行の理由を表現した1枚のポスターが注目を集めました。
5月7日から7月2日まで、阪急三番街の館内や阪急梅田駅構内などに貼ってあった、阪急三番街の50周年に関するポスターです。
ポスターは真ん中で2分割されており、左側にはクリームソーダの写真と「1969」の文字。右側にはタピオカミルクティーの写真と「2019」の文字があります。
それぞれ写真が半分ずつ使われているため、1つの飲み物のようになっています。
そして、真ん中に添えられたキャッチコピーは「甘いものパワー、今も昔も最強かも。」です。
このポスターがツイッターで紹介されると、「腑に落ちた」「むっちゃいい広告」といったコメントが寄せられ、話題になりました。
「50年前のトレンド、現代のトレンドも、モノは違っても根っこは同じではないか?という着想から、『いま』と『むかし』を対比させる企画を立案しました」
そう説明するのは、阪急三番街を運営・管理する阪急阪神ビルマネジメントの担当者です。
老若男女、年齢を問わず利用されているという阪急三番街。50年を迎えるにあたって、若い世代や昔から贔屓にしてくれている人たちに共感してもらいたい、これからも一人ひとりのいい時間に寄り添える場所でありたい。そんな思いを込めて制作したそうです。
クリームソーダの写真の背景には、レトロ感を強調するためにヴィンテージ家具を選択。その時代の雰囲気を演出する小道具にもこだわったといいます。
話題になったことについては、こう話します。
「このタイミングでこれほど話題になったことに驚いていますが、この1枚に込めた想いが多くの方に伝わったことを大変うれしく思います。これからも皆さんの心に残る広告を作っていければと思いますので、ご注目ください。そして、阪急三番街にぜひお越しください!」
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