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食パン1斤が107枚に! 薄切り約1.1mmのスゴ技、テレビ撮影中に達成
食パン1斤を107枚にスライスしたパン屋の店員に話を聞きました。
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食パン1斤を107枚にスライスしたパン屋の店員に話を聞きました。
長さ約12cmの食パン1斤をどこまで薄く切ることができるのか? 100枚まであと1枚に迫っていたパン屋の店員が、ついに新記録107枚を達成してツイッター上で注目を集めています。切ったパンを使って3色ミルフィーユ「107フィーユ」を作った彼女に話を聞きました。
4月24日、ツイッターにこんな文章が投稿されました。
大人の事情(TV)で言えなかったのですが…
— じゅん@おぐべー㌨斬りちくわ魔王 (@J_buriburi) 2019年4月24日
やっと言えるぜ!
それは先週金曜日の出来事。
食パン薄切り選手権、一斤をまさかの【107枚切り】にしてしまったということを!
そして記念として107フィーユの3色フィーユ(非売品)を作って結局元に戻して美味しく頂きましたとさ。
めでたしめでたし。 pic.twitter.com/CzfhY8E4Ny
ツイートには4枚の画像が添付されていて、数えられるように並べた様子や、1枚をトレイの上に置くと模様が透けて見える様子、薄切りした107枚を使って作ったミルフィーユなどが写っています。
食パン1斤の長さは約12cmなので、平均すると1枚あたりの薄さは1.1mmほどです。
この投稿に対して、「ついに大台!」「いよいよギネスに申請しよう」といったコメントが寄せられ、リツイートは3千、いいねは6千を超えています。
投稿したのは、千葉県流山市で20年以上続くパン屋「小倉ベーカリー」で働いているじゅん(@J_buriburi)さんです。
4年ほど前に「食パンってどこまで薄く切れるんだろう」と思って挑んだじゅんさん。
30年以上前の年代物のスライサーで、38枚、47枚、77枚、88枚、93枚、95枚、99枚と記録を伸ばしてきました。
今回の大台超えは4月19日、テレビ番組の取材を受けている最中の出来事だったそうです。
「テレビ撮影中に薄切りしたことが3~4回あったんですが、いずれもあんまり薄くならなかったんです。それだけに今回はビックリしました」
カメラは人が担ぐのではなく室内に固定。音楽も普段通りで、有線放送の童謡が流れていたそうです。
「前回99枚切ったことで、『自分はいったい何やってんだろう』というくだらなさがだんだんと面白くなって、ニヤニヤしながら切りました」
途中、スライサーの刃を磨くなどしながら29分かけて完了。
まったく手応えはなかったそうですが、テレビスタッフと一緒に数えながら、90枚を超えたあたりで「残りが多すぎる」とドキドキしてきたといいます。
「自分じゃ数えられなくなるくらい動揺して、何度も数え直しました。思わず『107枚行っちゃったよ』と素で叫んじゃいました。カメラが回ってることを忘れて」
その後、薄切りしたパン107枚すべてを使って、イチゴ、チョコ、ヨーグルトのクリームを挟んだ「107フィーユ」を制作。
店のオーナーや日頃お世話になっている人たちに切り分けてプレゼントしたそうです。
「いつもは不定期で販売している『47フィーユ』のために薄切りしているんですが、大台を達成した時はお世話になった人にあげようと決めていました」
ツイッターを見たお客さんからは「おめでとう」と声をかけられ、「これがあのスライサーですか」「一緒に写真撮ってください」と言われたそうです。
ネット上では、108の煩悩にちなんで「あと1枚」という声も上がっていますが、「ぞろ目の111が最終目標です」とじゅんさん。
そんな彼女には、薄切りよりもこだわりたいことがあるそうです。
「ミルフィーユにした時に、いったい何枚にした時が一番いいのかというおいしさの追求です。今わかっているのは、食パンを感じるのは90枚ぐらいまでというところなんで」
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