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卵→ヒナ→ペンギンに変化! 海遊館と共同開発、ぬいぐるみがスゴい
1個で3種類楽しめる、そんなぬいぐるみが海遊館で販売されています。
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1個で3種類楽しめる、そんなぬいぐるみが海遊館で販売されています。
1個で3種類楽しめる、そんなぬいぐるみが海遊館で販売されています。その名も「オウサマペンギン3変化ぬいぐるみ」。ジッパーを引っぱってひっくり返すことで変身し、卵・ヒナ・成鳥の3パターンを楽しめる仕組みです。海遊館と共同企画したフェリシモの担当者に話を聞きました。
4月13日から海遊館のオフィシャルショップで販売が始まった「オウサマペンギン3変化ぬいぐるみ」(税抜き2600円)。
まず、卵の状態でジッパーを開き、中身をひっくり返せばヒナに変身します。
ヒナの背中には白とグレーの2つのジッパーがあり、グレーの方をひっくり返すと成鳥になり、白の方をひっくり返すと卵に戻ります。
「開発のきっかけは昨年5月のカワウソポーチなんです」とフェリシモの楢崎友里さんは言います。
昨年、5月30日の「世界カワウソの日」を知ってもらおうと、フェリシモが販売しているカワウソポーチに対して、海遊館がツイッター上で「ダメ出し」。
その指摘を受けて、フェリシモが改良版を発表するという流れが注目を集めました。
その直後、海遊館のショップ担当者からフェリシモに、こんな相談が寄せられたそうです。
「オウサマペンギンのぬいぐるみを作りたいのですが、卵をひっくり返したらペンギン型になるリバーシブルぬいぐるみって作れますか?」
これを聞いた楢崎さんは、自身が大のペンギン好きということもあって、こう返答したそうです。
「作れます! なんだったら卵・ヒナ・ペンギン成鳥の3変化にしてもいいですか?」
コラボが決まって何度も海遊館に足を運んだという楢崎さん。
オウサマペンギンの生態や特徴を教えてもらいながら、細部を詰めていったそうです。
「素材のハリを重視すると、ひっくり返しにくくなるなど、『あちらを立てればこちらが立たない』の連続でした。通常だとサンプルを3~4回作るのですが、今回は7回作りました」
ペンギンの飼育員に何度もサンプルを確認してもらいながら改良を重ね、なんとか完成。
卵の状態では、本物のオウサマペンギンの卵とほぼ同じサイズに。ヒナと成鳥の目の後ろには、刺しゅうやへこみで耳を再現しています。
「翼のカーブや、その裏側が実はまっ白じゃない点など、こだわりが満載です。ぜひ海遊館で飼育されている本物のオウサマペンギンと見比べてください」と楢崎さん。
海遊館の広報担当者も「細部まで工夫があるので、想像しながら楽しんでいただければ」と話します。
◇ ◇ ◇
海遊館だけでなく、フェリシモのオンラインショップでも15日から販売が始まっています。
海遊館で販売している商品のみ、両翼に識別タグが付いています。海遊館で生まれたペンギンの証しとして実際に使われているもの再現しているそうです。
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