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軽トラ横転、ゴミ散乱…渋谷ハロウィン後をジオラマに 作者に聞いた
軽トラックが横転させられるなどのトラブルが相次いだ渋谷のハロウィン。そんな騒動の後の渋谷をジオラマで再現した人がいます。
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軽トラックが横転させられるなどのトラブルが相次いだ渋谷のハロウィン。そんな騒動の後の渋谷をジオラマで再現した人がいます。
軽トラックが横転させられるなどのトラブルが相次いだ渋谷のハロウィン。10月31日~11月1日だけで10人以上が周辺で逮捕されるなど、荒れ模様でした。そんな騒動の後の渋谷をジオラマで再現した人がいます。「来年はよい宴になっていることを願って制作しました」と話す作者に話を聞きました。
今月2日、「平成最後のハロウィン後の渋谷」というタイトルでツイッター投稿された1枚の画像。
横転した軽トラックや、路上に散らばる空き缶などのゴミを、ジオラマで再現した様子を写したものです。
この投稿に対して、「タイムリー過ぎますね」「これは風刺効いてる」といったコメントが寄せられ、リツイートは1000、いいねは1900を超えています。
【時事ジオラマ】
— 情景師アラーキー/荒木さとし (@arakichi1969) 2018年11月1日
『平成最後のハロウィン後の渋谷』ジオラマ。
(来年はよい宴になっている事を願って)#時事ジオラマ#情景師アラーキー pic.twitter.com/3V6LRh8JO4
作ったのは、ジオラマ職人の「情景師アラーキー」こと荒木さとしさんです。
ツイートに「来年はよい宴になっている事を願って」と付け加えた荒木さん。続けて、こんな文章をつぶやいています。
「ジオラマの意義と魅力とは、切り取ったそのままの世界ではなく、鑑賞した人がその前後を『想像する』ことが出来る物と考えています。もちろん、このシーンの後に、仮装した若者、子供が綺麗にして元どおりにしたシーンを想像して、渋谷のこの騒動に対する日本人の悪さと良さを思い出していただければと」
風刺としてジオラマで再現したという今回の作品。もともと作ってあった映画「バットマン」のゴッサムシティの退廃した世界を再現したジオラマにミニカーを配置し、周囲にミニチュアサイズのゴミを巻いて、5分ほどで準備して撮影したそうです。
「あの騒動をこのまま単なる『しょうもない迷惑行為』として放置していると、『渋谷=治安の悪い場所』というイメージが広がり、やがてこのジオラマのように誰も居なくなる場所になってしまうよ、というメッセージを込めています」
渋谷のハロウィンについて、将来的に国際的なイベントになると期待していたという荒木さん。今年の騒動を忘れることがないようにと、ジオラマ写真にして発信したといいます。
話題になったことについては、「時事をジオラマで再現して発信する『ジジジオラマ』として、今後も発信しようと思っています」と話していました。
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