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暑さで自販機が溶けた? 実はトリックアート! 狙うはインスタ映え
あまりの暑さで自動販売機が溶けちゃった? そんな画像がネット上で話題になっています。
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あまりの暑さで自動販売機が溶けちゃった? そんな画像がネット上で話題になっています。
あまりの暑さで自動販売機が溶けちゃった? そんな画像がネット上で話題になっています。実はこれ、栃木県那須町にあるトリックアートの美術館が制作したものです。建物内ではなく道路沿いに設置してあるため、入館料を払わなくても撮影することができます。美術館を運営している会社に話を聞きました。
今月3日にツイッター投稿された画像。道路沿いの芝生の上に置かれた黄色い自販機が写っていますが、下の方が溶けて崩れ落ちそうになっています。
この投稿に対して、「これ買えるのか?」「CGですか?」「デザイン力が半端じゃない」といったコメントが寄せられ、リツイートは4万、いいねは11万を超えています。
こちらが設置されているは、栃木県那須町にある「那須とりっくあーとぴあ」です。
運営会社エス・デーの担当者によると、「全国のトリックアート美術館へ作品を提供しており、制作工房を併設した『トリックアートの総本山』とも言える施設です」とのことでした。
「自販機、溶けちゃった」と名付けられたこの作品。従来のものとの違いについて、こう説明します。
「これまでのトリックアート作品における撮影の楽しみ方は、作品の前でポーズをとって撮影することで作品の世界に入り込んだ写真を完成させることでしたが、今回は立体造作物を屋外に設置することで、空間との関係性や、形にとらわれない自由な発想で写真を撮影することが可能になっています」
制作の背景や狙いについては尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「自然の中にあえて非現実的な空間を演出することで、このような形であるべきだという必然性がくずれる時の不思議さや、起こりえない事象に対する驚きと感動を生み出すことで、あらたな体験価値を生み出していきます」
木製の土台にFRP樹脂で表面を作り、外観は全て手書きして塗装したそうで、溶けている質感を表現するのに苦労したそうです。
あえて無料公開することで、那須高原の青空を背景に「インスタ映え」するフォトスポットになることも狙ったそうです。
話題になったことについては、こう話します。
「既に10万いいねをいただいているということで、スタッフ一同喜んでおります。今回は投稿していただいた方のコメントの上手さのおかげだと思っています。今回の作品は立体造形物としての第1弾なので、これからも驚きと不思議さを体験していただける作品を準備していきますので、楽しみにしていてください」
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