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湯切りってダムだったんだ… 日清U.F.O.用プレート、1日で3千枚完売
日清食品が「ダムがデザインされた湯切りプレート」の販売を開始しました。
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日清食品が「ダムがデザインされた湯切りプレート」の販売を開始しました。
日清食品が発売した「ダムがデザインされた湯切りプレート」。カップ焼きそば「U.F.O.」に取り付けて湯切りをすれば、まるでダムから水を放流しているような体験を味わうことができる商品で、用意していた3000枚が24時間ほどで売り切れたそうです。ダムマニアに監修してもらい、国土交通省にも協力してもらったというこの商品。何のために企画したのか? 担当者に話を聞きました。
日清食品グループのオンラインストアで発売されたプレートは、月山ダム(山形県)、小渋ダム(長野県)、苫田ダム(岡山県)の3種類。
全国にある約2700基のダムの中から「U.F.O.の湯切り口との親和性が非常に高いダム」を選んで商品化したそうです。
監修したのはダムマニアの宮島咲さん。写真は国土交通省の協力を得て、普段目にすることができない貴重なアングルのものを使っています。
使い方はとてもシンプル。調理方法どおりにお湯を入れて3分間待った後、湯切りプレートを装着。ダムの放流気分を味わいながら湯切りするだけです。
価格はいずれも税抜き200円で、ポリプロピレン素材のため、繰り返し使えます。
オンラインストアで販売開始になったのが1月29日午前11時。翌30日の午前中には各1000枚(計3000枚)が完売して現在追加生産中で、2月21日正午から再販売するそうです。
なぜ、このような商品を開発しようと思ったのか? 日清食品マーケティング部のマネージャー、喜多村洋さんに話を聞きました。
――製品化しようと思ったきっかけは
「湯切り」はカップ焼きそば独自の避けて通れない所作ですが、ネガティブに捉えられがちでした。このポイントを「楽しい行為」に変換出来たら、新しいカップ焼きそばのポテンシャルが生まれるのではないかと思い、様々な企画を考えました。その中でも、手軽に出来てフォトジェニックな「ダム湯切りプレート」の開発に至りました。
――ダム以外にも候補はあったのでしょうか
絵柄でいうと、滝も候補でしたし、お風呂で口からお湯を出すライオンなんかもありました。また、湯切りを楽しむ観点でいうと、湯切りのお湯で虹が作れないかとか、そういったネタも考えてました。なんか大掛かりになりそうなので諦めましたが……。
――3基はどうやって選定したのでしょうか
基本的には宮島さんに選定していただきました。特設サイトに宮島さんのインタビューが詳しくありますので、ぜひそちらを参考にしていただければと思います。
――ダムの写真は撮り下ろしでしょうか
写真については基本的にはお借りしたものを使用しております。国土交通省様には、普段は見ることのできない貴重なアングルの写真を提供していただきました。
――「最後の最後まで1㎜単位での調整を続け」とありますが
ここに関しては宮島さんのこだわりで、画像とU.F.O.の湯切り口がマッチングするように調整いたしました。
――製品化する上での工夫やこだわりがあれば教えてください
ニュースなどで見てもわかりやすく、誰でもやってみたくなるようなシンプルなイメージを心掛けつつ、ダムマニアの方々にも喜んでいただけるように意識はしました。
――構想2年とありましたが本当でしょうか
構想としてはおよそ2年前から寝かせていましたが、実際にプロジェクトとして動き始めたのは昨年の4月ごろからです。そもそもダム初心者だったので、どこのダムがいいか、プレートに合わせる画像が見つからないなど苦心しましたが、夏の終わりごろに宮島さんの協力を仰げることとなり、一気に話が進みました。
――オススメの使い方は
鏡を置いて湯切りすれば正面からも見られますし、暗めのキッチンで湯を切れば夜間放流ならぬ夜間湯切り的な雰囲気も味わえます。自分でいろいろと工夫をして楽しんでいただけたらと思います。
――今後の展開は
今回の企画次第です。
――「頭悪くて最高」といった声も上がっていますが
最高の褒め言葉ですので、ありがたくいただきます。
――「ここに注目」という点があれば
商品だけでなく、WEBサイトのコンテンツについても非常に楽しめるようになってますので、ぜひ読み物としてご覧になっていただければと思います。
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