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『はんごうプリン』なぜ作った? 約10人前「もちろん米も炊けます」
内容量1.5リットルのプリンが、ネット上で注目を集めています。
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内容量1.5リットルのプリンが、ネット上で注目を集めています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
内容量1.5リットルのプリンが、ネット上で注目を集めています。しかも容器は、ごはんを炊くのに使う飯盒(はんごう)です。なぜ飯盒に入れようと考えたのか? 企画した千葉の牧場に取材しました。
今月3日にツイッター投稿された4枚の画像。1枚目には飯盒、2枚目には「はんごうプリン」と書かれたシールが写っています。
3枚目は蓋を開けた状態で、袋に入ったカラメルソースが、4枚目には大容量のプリンが写っています。一連の画像はプリンを開封する様子のようです。
この投稿に対して、「マンゴープリンではなく飯盒プリン」「どこで手に入りますか」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万8千、いいねは5万2千を超えています。
このプリンを販売しているのは、千葉県成田市で「成田ゆめ牧場」を運営している秋葉牧場です。
商品名は「飯ごうでDoプリン」。オンラインショップなどで税込み3900円で販売されており、牛乳は成田ゆめ牧場で絞ったものだけを使っているそうです。
飯ごうのサイズは幅17cm・高さ10cm・奥行き13.9cm。内容量は1.5リットルで、約10人前もあります。
通販部の乙津孝史さんによると、発売したのは2008年。テレビにも取り上げられたことがある人気商品だといいます。
企画のきっかけについては、こう説明します。
「併設しているキャンプ場のスタッフと一緒に新商品について考えていたとき、当時話題になっていたバケツプリンから着想を得ました。キャンプ場でも使えて、牧場の牛乳もアピールできる。ぜひプリンを持って、キャンプを楽しんでもらいたいという思いでした」
飯盒のまま食べてもよし、中身を出して食べてもよし。両方の食べ方を想定し、中身がきれいに取り出せるようにするのに苦労したといいます。
「試作段階ではプリン自体の重さで崩れてしまいました。固さや味も試行錯誤を重ねました」
使っている容器は本物の飯盒なので、食べ終わった後にごはんを炊くこともできます。
「でも、先にデザートのプリンを食べてからごはんを炊くのって……」とツッコミを入れると、乙津さんも苦笑い。
話題になったことについては、こう話します。
「これまでテレビや広告で話題になったことはありますが、ネットのクチコミで広がったのは初めてで驚いています。ぜひ目に触れる機会がありましたら、手に取ってみてください」
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