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「これでガラスも割れません!」 学校の扉に素数、天才的発想に脱帽
素数が貼り付けられたガラス扉が、ネット上で注目を集めています。
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素数が貼り付けられたガラス扉が、ネット上で注目を集めています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
「1とその数自身でしか割り切れない整数」である素数。そんな素数の数々が貼り付けられたガラス扉が、ネット上で注目を集めています。いったいどんな意味があるのか? 実は「素数は割れません。だから、このガラスも割れません」というユーモアを込めた注意喚起なのです。このガラス扉が設置されている京都の中高一貫校に話を聞きました。
今月23日、こんな文言とともにガラス扉を映した画像が投稿されました。
「なんでやろ?って思ったら、同級生が『割れへんようにちゃう』と言って納得」
写っているのは学校らしき建物のガラス扉。そこには1051、1129、1153といった素数の数々が見えます。どうやら、「素数は割れません。だから、このガラスも割れません」ということのようです。
この投稿に対して、「合格発表かと思いました」「すごい知恵だな。割り切れない気持ちになった」といったコメントが寄せられ、リツイートは8万、いいねは17万を超えています。
このガラス扉があるのは、京都市にある中高一貫校「洛星中学校・洛星高等学校」です。
事務局長の島田芳生さんによると、設置されたのは2005年。50周年を記念して建物を新しくするのに合わせて更新したそうです。
「当時の副校長のアイデアです。『ガラスに注意』といった注意書きや目印を入れるのではなく、もっといい方法はないかと考えた結果でした」
設置されている場所は、生徒や教職員用の通用口。扉は計10枚以上あり、真ん中ぐらいの位置にすべて異なる数字が65個ずつ記されています。
話題になったことについて島田さんはこう言います。
「以前から面白いと思っていましたが、今になって話題になったことに驚いており、そしてうれしいです。きっと当時の副校長も喜んでいると思います」
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