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娘が母を心配しがち・患部が光に…風邪薬CMあるある、タケダがMVに
「誰がどう見ても風邪だと分かる人が冒頭に登場する」「娘が母を心配しがち」「治ったら両手を広げてアピールし、後光が差す」……。そんな風邪薬CMの「あるある」を詰め込んだミュージックビデオ(MV)がユーチューブに公開されました。このMVを作ったのは、「あなたのかぜに狙いを決めて」の「ベンザブロック」で知られる武田コンシューマーヘルスケア(東京、以下タケダ)。今、この動画を作った理由は何だったのでしょうか?
タケダは1994年から20年以上にわたり、「ベンザブロック」のテレビCMを展開してきましたが、昨今の若者のテレビ離れを受け、「ネットで話題になるコンテンツを作ることで、若い人たちにもベンザブロックが好きになってもらいたい」と考えたそうです。
「かぜぐすリリック」と名付けたMVでは、「いつもかぜひく会議の日」「突然横からタレント登場」「ドーンと出てくる際立つコピー」「患部が光につつまれて」「治った喜び感じよう両手ひろげて」「どこかへ向かおう扉をあけて」などの「風邪薬あるある」の歌詞が、アイドル楽曲を中心に数々のヒットを飛ばすヒャダインさんの手による軽妙な曲に乗って展開されます。
MVに起用したのは、「風邪と言えばネギ」ということで、新潟発人気アイドルグループ「Negicco」(ねぎっこ)。銀、青、黄の3色の「ベンザブロック」カラーの衣装を身にまとったメンバー3人が、風邪対策として長ネギを手にアピールする場面もあります。2003年の結成から活動15年目を迎えた点も、「長年にわたり、地道に活動している姿が、タケダの取り組みとも重なる」と評価されました。
「あるある動画」と言えば昨年、ミュージックビデオの「あるある」を強調したシンガー・ソングライター、岡崎体育さんの動画が話題に。第20回文化庁メディア芸術祭では「エンターテインメント部門新人賞」を受賞するヒットとなりました。
今回の「かぜぐすリリック」の着想自体は岡崎さんとは関係なく、「風邪薬のCMってお約束がたくさんあるよね」という点だったそうですが、「あるあるとしてのネタ感をどうやって出すか」という部分では、岡崎さんのMVにインスピレーションを得た部分があったそうです。
タケダ側は「風邪がはやり出すこの時期に『クスリ』と笑えて元気になれるミュージックビデオをぜひお楽しみください」とコメントしています。
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