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悔しいけどクスッとしたよ… 不動産看板をダジャレにした理由とは?
空き地の前に立てられた「看板」がツイッター上で注目を集めています。
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空き地の前に立てられた「看板」がツイッター上で注目を集めています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
空き地の前に立てられた「看板」がツイッター上で注目を集めています。胴長のリスが描かれていて、その下には「リース物件」の文字。「リスの真ん中が長くなったからリース」というダジャレのようです。どうやらこの会社、他にも同じような看板を多く設置しているようです。なぜ不動産会社の広告にダジャレなのか? 作った会社の社長に話を聞きました。
今月7日、「悔しいけどクスッとしたよ」という文言とともにツイッター投稿された画像。そこには、借り手を探している土地の前に立てられた看板が写っています。
胴長のリスのイラストと「リース物件」の文字があり、その下には「クスッとしたら」に続けて不動産会社の社名と電話番号が記されています。
この投稿に対して、「センスに笑った」「じわっとウケました」といったコメントや、同じ会社が設置した別のダジャレ看板の情報などが寄せられ、リツイートは2万7千、いいねは3万6千を超えています。
この看板を設置した会社は愛知県知立市にある「野村開発」。知立市を中心に不動産仲介や管理、リフォームなどを手がけています。
「ダジャレのシリーズは4種類ですが、同じ看板を設置している異なる物件が複数あります」と話すのは社長の野村智之さん(39)。
他の看板は、こんな感じです。
1~2年ほど前から設置し始めたそうですが、今回話題になるまでは、ほとんど注目されなかったそうです。
「『これを見て契約に来ました』というお客様はいませんが、お店に来た方から『あの面白い看板を作っている会社ですよね』と言われることはあります」
なぜ不動産の看板にダジャレを使ったのか? 野村さんはこう説明します。
「不動産会社って、堅くておっかないといった印象をお持ちの方もいらっしゃいます。それに、同じような看板ばかりでは目立たないので、インパクトがあって、見た人がほっこりするようなものにしようと思ったら、ダジャレにたどり着きました」
デザイン会社と打ち合わせる中で何案もボツにして厳選。現在はダジャレだけでなく、メッセージ性のある看板にも取り組んでいます。
「今回ツイッターで話題になっているのを、取材を受けるまで知りませんでした。『狙いがはずれたなぁ』と思っていただけに、とても嬉しいです」
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