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「ママ、電話して」駅に無断の貼り紙、“神対応”の東京メトロに聞く
「ママげんき?電話して」。この貼り紙に対する駅員の対応が「グッとくる」と話題になっています。
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「ママげんき?電話して」。この貼り紙に対する駅員の対応が「グッとくる」と話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
「ママげんき?電話して」。行方が分からない母親に連絡するよう訴える、子どもが書いたような貼り紙。この貼り紙に対する駅員の対応が「グッとくる」と話題になっています。本来ならば無断で掲示物を貼り出すことは許されませんが、その思いに応えて「お願い文」を掲出したのです。経緯を東京メトロに聞きました。
今月15日、「王子駅前の貼り紙悲しい」という文言とともにツイッター投稿された3枚の画像。
そのうち2枚は、子どもが書いたような文字で「ママげんき?電話して」とあり、それぞれに書いた本人らしき名前も記されています。
もう1枚は、東京メトロが駅長名で貼り出した「お願い文」で、こんな風に書かれています。
この3枚の貼り紙は本当にあったものなのか? 東京メトロの広報担当者に聞くと「南北線の王子駅にあったものです。現在はすべて撤去されています」と教えてくれました。
貼り紙を見つけたのは15日。その日のうちに駅長名で「お願い文」を掲出し、翌16日に3枚とも撤去したといいます。
ツイッター上では、「ママは電話してあげて」と心配する声に加えて、「スナックのママを探しているのでは」「イタズラじゃないか」「何かの暗号では」といった声も上がっており、リツイートは12万を超えています。
また、貼り紙の内容の真偽がわからない中で駅員がとった対応について、「人間味にグッとくる」「配慮に泣ける」と称賛する声も多く寄せられています。
どんな思いでお願い文を書き、貼り出したのか? 王子駅長への取材を東京メトロにお願いしたところ、「駅の判断で貼りました。ポスターに書いていることがすべてです」(広報課)とのことでした。
貼り紙の内容については、解決を願って警察にも届け出たそうです。
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