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「ロディ牧場」お片づけアート! 限られた予算…子どものセンス刺激
人気の乗用玩具「ロディ」を集めた牧場が、ツイッター上で話題になっています。
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人気の乗用玩具「ロディ」を集めた牧場が、ツイッター上で話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
イタリア生まれの乗用玩具「ロディ」。馬をモチーフにしたこの人気玩具を集めた「牧場」が、ツイッター上で話題になっています。子どもたちが遊んだ後の画像を投稿したところ、「こどもの発想もロディも可愛い」と注目を集めているのです。遊具のない公園が子ども向けに企画し、近隣住民からの寄贈もあって現在に至ったという「ロディ牧場」。公園の担当者に話を聞きました。
今月6日、こんな文言とともに投稿された4枚の画像。木の柵で囲われたエリア内に8頭のロディが並んでいて、中央部分に2列に整列したものや、円卓を囲んで会議しているように見えるものなどがアップされています。
この画像に対して、「ロディ牧場なんてあるんだ」「生きてるの、ってくらい個性豊かな置き方」「子ども達の自主性みたいなものが見えて面白い」といったコメントが寄せられ、リツイートは3万7千、いいねは6万9千を超えています。
ロディ牧場があるのは札幌市の前田森林公園です。画像を投稿した、公園管理事務所のサブマネージャー・大森有紀さんは、こう話します
「毎日というわけではありませんが、子どもたちが遊んだ後は個性豊かに並んでいることが多いんです。その様子を投稿したら、想像以上に多くの反響をいただきました」
ロディ牧場を作ったのは3年前の2014年。管理事務所の前にロープで囲んだエリアを設け、購入した5頭でスタートしました。
前田森林公園は59ヘクタールもある大きな公園ですが、景観を楽しんでもらうため、あえて遊具は設置していません。
そんななかで「せっかく来てくれた子どもたちが楽しめる場所を」とロディ牧場を企画したそうです。
1頭は穴が開いたためリタイアしましたが、近くに住む人が「うちはもう使わなくなったから」と2頭を寄贈。さらに2頭を購入して、現在の8頭になったそうです。
ロープだった囲みも木の柵になり、オープン前から子どもたちが楽しみに待っている日もあるというロディ牧場。
「すごくささやかなエリアですが、オープン中は片づけも含めて子どもたちに任せています。グチャグチャになっていても、不思議と次に遊ぶ子が並べてくれるなど、キレイに使ってもらってます」と大森さん。
話題になったことについては「限られた予算の中で企画したものが、こんなに盛り上がるなんて、とても嬉しいです」と話します。
◇ ◇ ◇
ロディ牧場は朝9時から夕方5時まで。通常は土日祝限定ですが、夏休み期間中の8月20日までは平日も開いています(11月中旬からゴールデンウィーク前まではお休み)。
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