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没ネタ「円周率ノート」、まさかの商品化 ツイッターの反響が後押し
罫線代わりに円周率が延々と書かれたノートが23日、キングジムから発売されます。
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罫線代わりに円周率が延々と書かれたノートが23日、キングジムから発売されます。
【ネットの話題、ファクトチェック】
罫線代わりに円周率が延々と書かれたノートが23日、キングジムから発売されます。社内で没になった企画を「円周率の日」である3月14日にツイッター投稿したところ話題となり、生活雑貨店大手「ロフト」の担当者から商品化の声がかかったそうです。「敗者復活」の経緯を担当者に聞きました。
今月19日、「テプラ」などの事務用品で知られるキングジムの公式ツイッターアカウントが、立て続けにこうつぶやきました。
これらの投稿に対して、「まさかの敗者復活」「テストの実施要項に『ノート持込み可・ただしキングジム円周率ノートを除く』と書かれる日が…」といったコメントが寄せられ、リツイートが1万1千を超えているものもあります。
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— キングジム (@kingjim) 2017年6月19日
(唐突にお知らせが始まる音)
皆様、この投稿を覚えておいでだろうか…? https://t.co/kkk418rE5S
— キングジム (@kingjim) 2017年6月19日
いまだに理解ができていないのですが、この円周率ノート…
— キングジム (@kingjim) 2017年6月19日
\本当に商品化したぞーーーーー!!!/ pic.twitter.com/KpRDCcrGHK
円周率ノートについて、キングジムが最初に投稿したのは今年の3月14日。かつて商品化プレゼンに上がる前の段階で没になった企画だったそうです。
「3月14日の円周率の日に合わせて何か投稿しようと考えたときに、前に聞いたこの話を思い出したんです。担当者から企画書をもらって、ツイートしました」。
そう話すのは、ツイッターの「中の人」である広報室の担当者です。
企画書の要点を140字以内にまとめ、本物っぽさが出るようサンプルデータを紙に出力してノートに貼り付け、写真を撮ったそうです。
この投稿に反応したのが、ロフトの文具企画開発の担当者。翌日にはキングジムに商品化に向けた問い合わせをしたそうです。
表紙は、黒板をイメージした緑と、ホワイトボードの白の2色。円周率だけでなく、数式や図形が書かれています。
罫線が円周率の数字になっているため、目立ち過ぎず、かつ数字が読める大きさにするのに苦労したそうです。
価格は税抜き380円ですが、23日にオープンする「銀座ロフト」ではオープン記念として、各色とも先着314冊分を税抜き314円で販売。もちろん円周率の3.14……にちなんだ設定です。
銀座ロフトだけでなくロフトネットストアでも取り扱い、7月中旬から全国の店舗でも取り扱う予定です。
キングジムの担当者は「3月の投稿から3カ月以上が経っていたので、反応してもらえるかドキドキしてました。でも、使い方も含めて多くの反響をいただいたので安心しました。ぜひ、円周率ノートを手にとってみてください」と話します。
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