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「謎の改札機」先には何が? 一方通行、あるのは扉だけ 阪急に聞く
阪急電鉄がツイッターに投稿した「謎の改札機」とは?
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阪急電鉄がツイッターに投稿した「謎の改札機」とは?
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【ネットの話題、ファクトチェック】
阪急電鉄がツイッターに投稿した「謎の改札機」が先日、話題になりました。駅構内の通路にポツンと設置されていて、その先には扉しかありません。いったいどこにつながっていて、何のために設置されたものなのか? 広報担当者に話を聞きました。
先月19日、阪急電鉄の公式アカウントが「#フォロワーが体験した事が無さそうな体験」というハッシュタグ付きで1枚の画像を投稿しました。
駅構内の通路を写したもので、階段の手前にポツンと改札機が設置されています。その先には扉があって「入口専用 ここからは出られません」と書かれています。どうやら向こう側から入って改札を通過すると、駅構内につながっているようです。
いったい、この扉の先はどこにつながっているのか? 阪急電鉄の投稿に対して「(ハリー・ポッターに登場する)ホグワーツ城行けそう」「特別な人しか通れない?」といったコメントが寄せられ、リツイートは3600を超えています。
その後、公式アカウントが次々に追加情報を投稿。一方通行であることや、月曜から土曜の朝7~9時限定であること、扉の反対側から撮った写真などを紹介し、最後にこのように理由を説明しています。
「この改札口がどこにあるかと言いますと、今津線の仁川駅。駅の北東にある弁天池の方から、駅の東口へ抜けられる地域の地下道があり、その地下道の途中、壁を挟んで駅構内の地下通路と接している部分に扉を付けた形の改札になり、どちらかというと地域の皆様の朝の通勤向けの改札ですね」
どうやら、地下道を利用する人が遠回りせずとも駅に入れるよう、地下通路と駅が接している部分に改札口を設けたようです。券売機は設置されていないため、チャージ済みのICカードや回数券などを持っていなければ使うことができないとのこと。
阪急電鉄の広報担当者は「昔からあったようですが、現在の形になったのは平成4年からです。私たちは普段見慣れているので、こんなにも驚いてもらえるとは考えていませんでした。関心を持っていただけてうれしいです」と話します。