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「お金ではない何か」見つかった 夫婦イタズラ合戦 ピザポテトは…

あの手この手でイタズラを繰り返す夫婦のやりとりが、ツイッター上で話題になっています。

イタズラの一例。左は「ピノ」の中身をナットに入れ替えてある。右は靴ひもが縄跳びひもに
イタズラの一例。左は「ピノ」の中身をナットに入れ替えてある。右は靴ひもが縄跳びひもに 出典: もひかんさんのツイッターより

目次

【ネットの話題、ファクトチェック】

 妻が隠したピザポテトの中身をぼんち揚に変えたら、思わぬ仕返しが――。あの手この手でイタズラを繰り返す夫婦のやりとりが、ツイッター上で話題になっています。投稿したのは、毎月の「家族会議」が話題になる「もひかん」さん(42)です。妻への思いや円満の秘訣(ひけつ)について話を聞きました。

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ピザポテトの中身をぼんち揚に入れ替えたことに対する妻の仕返し。おかずはぼんち揚のみに
ピザポテトの中身をぼんち揚に入れ替えたことに対する妻の仕返し。おかずはぼんち揚のみに 出典: もひかんさんのツイッターより

イタズラの中身はこちら


 大阪郊外で運送会社に勤めている「もひかん」さん。交通事故を起こしたのをきっかけに、2015年10月から家族会議を月1回開き、毎月の目標を決めたり、結果をふり返ったり、困っていることや家族のこれからについて議論したりしています。

 ユーモアあふれる議事録を毎月ツイッターに投稿したところ人気に。今年2月には、ワニブックスから『なんでも解決! もひかん家の家族会ぎ』として出版されました。

 そんな一家の中で、4月末からゴールデンウィークにかけて繰り返されたイタズラ合戦。流れは以下の通りです。

・【もひかん】妻が隠し持っていたピザポテトの中身をぼんち揚にすり替える
・【妻】翌日の弁当のおかずをぼんち揚のみに
・【もひかん】妻の化粧品のパッケージに、ハイターやボンドのパッケージを貼り付ける
・【妻】夫のスニーカーの紐(ひも)を縄跳び紐に換える
・【妻】夫のスマホの電話帳をいじって、名前を戦国武将に変更
・【もひかん】妻のお菓子「エブリバーガー」を開けて、中身をバンズのみにする
・【もひかん】妻のアイス「ピノ」の中身を12mmナットに入れ替える
・【妻】翌日の夕食で、ピノの容器の中に一口分ずつおかずや米を入れて出す
ピノをナットに入れた後の妻の仕返し。翌日の夕飯がこちら
ピノをナットに入れた後の妻の仕返し。翌日の夕飯がこちら 出典: もひかんさんのツイッターより

「特に遺恨などはありません」


 このやりとりがツイッターに投稿されると、「またやってる」「仲がよろしいご夫婦で」といった反応が寄せられ、リツイートが6万4千を超えている投稿もあります。

 どんな理由でイタズラが始まり、妻のことをどう思っているのか? もひかんさんに話を聞きました。

 ――イタズラのきっかけは

 「特に遺恨などはなく、普段からよくふざけ合っています。例えば、晩ごはんのオムライスにケチャップで落書きをされるとか。そんなやり取りが普段からあった中で発見した戸袋のピザポテトだったので、これは何かしてやろうと思ったんです」

 ――よくあることですか?

 「挙げたらキリがないのですが、冬にエアコンを冷房に変えてみたり、嫁さんのパンツに蛇のオモチャを仕込んだりしたこともありました」

 ――本気でケンカになったことは

 「今のところ無いです」

 ――イタズラをするにあたって心がけていることは

 「長い間一緒に暮らしているので、お互いが無意識にボーダーラインを配慮出来ているのだと思います。機嫌の良い時ほどイタズラをしたくなりますし、されますね」

化粧品のパッケージが……
化粧品のパッケージが…… 出典: もひかんさんのツイッターより

「関係を築けたことに感謝」


 ――ご家族から何か言われたことは

 「特にないです。子どもたちも『また始まった』ぐらいに思っているはずです」

 ――次のイタズラは

 「これといって決めていませんが、子どもたちを巻き込んで楽しめたらと思います」

 ――妻に言いたいことは

 「大変恐縮なのですが、イタズラが許される関係を築けたことに感謝しています」

 ――これからのもひかん家については

 「私が起こした交通事故がきっかけで家族会議が始まり、幸いにも『お金ではない何か』を見つけることが出来ました。これからも奇をてらわず、我が家らしくいたいと思います」

 ◇ ◇ ◇

 もひかんさんは、発売中の書籍『なんでも解決! もひかん家の家族会ぎ』(ワニブックス刊)の印税の一部を交通遺児へ寄付したそうです。その理由について、ツイッターにこう投稿しています。

「お金めちゃ欲しいんですけど、何故か困ってる今が一番幸せなんです。それより必要以上に舞い込んで生活が変わる事のほうが恐いです。一生に一度くらいは人様の役に立ちたいという家族の総意です」

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