IT・科学
マックのキャンペーン、突然の中止 ダンディ坂野さん画像、大量投稿
日本マクドナルドはネット上での「荒らし行為」に悪用されたため、ツイッターでの「怪盗 #ナゲッツ親子 キャンペーン」を29日に打ち切ると発表しました。キャンペーンの機能を使い、人気YouTuberのはじめしゃちょーさんのつぶやきに対し、タレントのダンディ坂野さんの画像が大量に送りつけられる事態になっていました。マクドナルドは「意図しない使われ方が拡散する可能性がある」と中止理由を説明しています。
キャンペーンは20日に開始。ツイッターでハッシュタグ「#ナゲッツ親子」を付けてつぶやくと、1000人に1人の確率でナゲット引き換え券1年分が当たるものでした。宣伝キャラクターの「ナゲッツ親子」をダンディ坂野さんたちが演じています。
本来は5月7日までの予定でしたが、今月29日夜をもって打ち切ることを決めました。
悪用されたのは応募されたつぶやきに、「ナゲッツ親子」の画像つきの返信が自動的に届く仕組みでした。
投稿動画の炎上などで、3月から活動休止していたはじめしゃちょーさんが今月27日に「ただいまTwitter」と投稿。その一つのつぶやきに「 #ナゲッツ親子」のハッシュタグがついた返信が大量に送られました。返信数は5万を超えています。
さらに荒らし投稿と同数の、マクドナルドからの画像つきの自動返信も届くため、規模は2倍に。荒らし以外のファンの投稿が、非常に見つけにくくなっています。
荒らし行為により大量投稿が相次いだこともあって、キャンペーンへの応募数も600万を突破。マクドナルドは「想定をはるかに超えるご応募があった点と、今後も意図しない使われ方が拡散される可能性を視野に入れて終了を決めた」と説明します。
荒らし行為の中でおこなわれた応募は有効なのでしょうか。
マクドナルドは応募規約の中で「他人に迷惑を与えたり、公序良俗に反する投稿は無効にする」と定めています。
当選者を確定する手続きの中で、「規約に違反していないか確認をさせていただく」(担当者)としています。
1/15枚