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ドギーマンの建物、よく見たら犬だった! こっそり子犬も、本社は…
ドギーマンハヤシの物流拠点がツイッター上で話題になっています。
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ドギーマンハヤシの物流拠点がツイッター上で話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
「♪ペットフードはドギーマン」で知られるドギーマンハヤシ(大阪市)。そんな会社の物流拠点がツイッター上で話題になっています。建物をよく見ると犬のシルエットになっていて、こっそり子犬も隠れています。実は本社も「犬小屋」をイメージして造られており、「できるだけ費用をかけずに建物で広告効果を上げたい」との思いが込められているそうです。広報担当者に話を聞きました。
ペットフードやペット用品を手がけるドギーマンハヤシ。企業キャラクターは、犬をモチーフにしたキャラクター「ドギーちゃん」です。
そんな会社の関西ロジスティクスセンター(大阪府泉佐野市)がツイッター上で話題になっています。
「今まで何度も湾岸線を走ってきましたが今日初めて気付いてしまいました」という文言とともに投稿された建物の画像。建物上部のカーブが、まるで犬の頭から尻尾にかけての曲線のように見えるのです。この投稿のリツイートは3900を超えています。
なぜ建物が犬のシルエットになっているのか? 広報担当者はこう説明します。
「創業者である林明雄会長のアイデアで、『できるだけ費用をかけずに建物で広告効果を上げたい』という狙いがあります。設計会社のコンペで提案していただいたものの中から選びました」
一見すると犬一頭に見えますが、反対側に回ると子犬のシルエットが隠れています。また、建物に近寄ってみると、トラックゲートのサインや玄関前の定礎板の形が犬や猫になっているなど、細かな部分にもこだわっています。
建物を設計した日建設計(東京都)の設計主管・西村一斗也さんはこう振り返ります。
「私たちは3種類の建物デザインを提案しました。たくさんのペットのシルエットが丘のような形の屋根を元気に駆け上る案、ペットのおやつが詰まったプレゼントボックスの案、そして、今建っている犬の形の『ハロー・ドギー』案です」
建物があるのは「二色の浜海水浴場」のすぐ隣。殺風景な四角い灰色の建物が多いなか、みんなが思わずニッコリする、地域の名所になるような建物にしようとデザインしたそうです。
「変わった形をしているので『建設費がずいぶん高そうだ』と言われることが多いのですが、材料も一般的な倉庫と同じ物を使っています。設計と工事はいろいろ大変なところもありましたが、普通の倉庫と比べても建設費に大差はありません」と西村さん。
実は、関西ロジスティクスセンターだけでなく、大阪市内にあるドギーマンハヤシ本社の建物も「犬小屋」がモチーフになっています。確かに屋根の部分が犬小屋っぽさを表しているように見えます。
犬にこだわった建物ばかりですが、近年は空前の「猫ブーム」。広報担当者はこう話します。
「ドギーちゃんだけでなく、猫をモチーフにしたキャティーちゃんもいます。猫関連の商品も充実しているので、ぜひご利用ください」
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