話題
原寸大の『将棋チョコ』 レジェンド棋士「ひふみん」から感激メール
2月14日はバレンタインデー。近くの店でも特設売り場を見かけるようになりましたが、ちょっと変わった商品が本日発売されました。
話題
2月14日はバレンタインデー。近くの店でも特設売り場を見かけるようになりましたが、ちょっと変わった商品が本日発売されました。
2月14日はバレンタインデー。近くの店でも特設売り場を見かけるようになりましたが、ちょっと変わった商品が本日発売されます。商品名は「Shogi de Chocolat(将棋 デ ショコラ)」。将棋で使われる8種類の駒をチョコで再現した商品で、日本将棋連盟の推薦品でもあります。作ったのは「歌舞伎フェイスパック」などで知られる一心堂本舗(東京都)。なぜフェイスパックの会社がチョコを企画したのか? 理由を聞きました。
本日1月26日に発売された「Shogi de Chocolat」。王将・飛車・角行・金将・銀将・桂馬・香車・歩兵の8種類をセットにした商品です。将棋好きな男性を意識して、カカオの香り豊かなビターテイストに仕上げてあるそうです。
こだわったのは「将棋の駒のようなリアルさ」。大きさは一般的に使われている駒とほぼ同じで、駒ごとにサイズも異なります。「同じ大きさで作れば製造コストを下げることができますが、本物に近づけることにこだわりました」と社長の戸村憲人さんは話します。
裏面に「成った」後の文字を入れることも検討しましたが、技術的な問題で断念。代わりに、駒が入っているケース部分に文字を刻印することで、「将棋好きな人がクスッと笑ってもらえる仕組みにしました」と戸村さん。
「ドラえもん」「ジョジョの奇妙な冒険」といったキャラクターのフェイスパックで知られる一心堂本舗。なぜフェイスパックの会社がチョコを作ったのか? この点について戸村さんはこう話します。
「実はもともと菓子を作っている会社なんです。本業の方でも何か新しいことに挑戦しようと思ったんです」
将棋を選んだきっかけは、市川染五郎さんが監修した一心堂本舗の商品「歌舞伎フェイスパック」が、昨年の伊勢志摩サミットの公式お土産に選ばれたことでした。
「日本の文化を紹介する商品を企画することを誇りに感じましたし、多くの方に喜んでいただきました。歌舞伎の他に何があるだろうかと考えたとき、将棋を思いついたんです」
試作品を日本将棋連盟に持ち込んだところ大変好評で、連盟の推薦ももらえました。
また、商品化の話が報じられると、先日引退が決まった将棋界の「レジェンド」からもメールが寄せられました。送り主は、史上最年長勝利記録(77歳0カ月)を持ち、「ひふみん」の愛称で知られる加藤一二三九段です。
(※メールの内容を紹介することについて、日本将棋連盟を通じて加藤さんの了承を得ています)
戸村さんは「好きな人が納得してくれる商品でないと広がらないと思い、こだわって作りましたが、加藤九段からこのようなお言葉をいただけるとは思いませんでした。日本を代表するお土産として広めたいと思います」と話します。
◇ ◇ ◇
「Shogi de Chocolat」の価格は税込み1400円。1月26日から、東急ハンズやロフトの一部店舗、日本将棋連盟の東京・将棋会館で発売されます。また一心堂本舗のホームページではネット通販も行う予定です。
1/41枚