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センター試験に妖怪ウォッチ 出題の意図は?予備校に聞いてみた
ツイッターで話題に。
14日から始まった大学入試センター試験。初日に行われた日本史の問題に妖怪ウォッチのキャラクターなど4つの妖怪が登場しました。大学受験の入試問題がネット上で話題になるのはここ最近の傾向ですが、この問題についても、「さすがセンター試験」などとツイッターで注目を集めています。問題の出題意図を大手予備校に聞きました。
妖怪を題材としたのは日本史Aの四択の問題。妖怪ウォッチ全妖怪大百科からロボニャンとムダヅカイ、ゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるの図説日本妖怪大鑑から新ぬりかべ、新ぬらりひょんがイラストで登場しました。
問題は、それぞれの妖怪が生まれた時代背景と関連した事象の説明の正誤を問うもの。ロボニャンは「ロボットとされているが、企業が減量経営につとめた高度成長期には、ロボットの技術の導入が進められた」、ムダヅカイは「発生した背景とされているバブル経済の時期には、株価が高騰した」などと出題されました。
問題を見た東進ハイスクールの担当者は「イラストの説明文を冷静に読み取れば正答にたどりつくことはできる」と解説。
こうした問題が出題される背景について、「社会的に大きな話題になった出来事を題材としていることから、流動的な社会において出題者が、常にアンテナを立てて社会に関心をもつ重要性を受験生に訴えかけているといっていいだろう」と分析しました。
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