話題
『きのこの里』『たけのこの山』、明治が商標出願 気になる理由は…
明治が「きのこの里」「たけのこの山」の商標出願をしていたことがわかりました。
話題
明治が「きのこの里」「たけのこの山」の商標出願をしていたことがわかりました。
ロングセラー菓子「きのこの山」「たけのこの里」を販売している明治。その会社が、それぞれの山と里を入れ替えた「きのこの里」「たけのこの山」の商標出願をしていたことがわかりました。新商品に向けた準備なのでしょうか? 明治に理由を聞きました。
「きのこの山」が発売されたのは1975年。当時、売れ行きがイマイチだった「アポロ」の工場設備を有効利用するための新商品として企画されました。
チョコとクラッカーを組み合わせた可愛らしさが好評で、1979年にはクラッカーをクッキーに変えてタケノコをモチーフにした「たけのこの里」を発売。
この2つの商品はファンシーチョコスナックの分野を開拓し、今に至るまでロングセラー商品として人気を保っています。ネット上では「きのこ派」「たけのこ派」に分かれて、「こっちの方がおいしい」と論争になることがしばしばあります。
また、1987年には「すぎのこ村」を発売。さくさくビスケットに、クラッシュアーモンドとミルクチョコをコーティングした「杉の木」をイメージしたお菓子で、一時期は「きのこ」「たけのこ」「すぎのこ」として売り出されました。
これまで、いちごミルク味やキャラメル味など、フレーバーの異なる商品はあったものの、きのこは「山」、たけのこは「里」という名称は守られてきました。
ところが昨年12月、それぞれの山と里を入れ替えた「きのこの里」「たけのこの山」を明治が商標出願していたことが判明。
この情報がネット上に流れると、「領土紛争が勃発か?」「電撃和解では?」といった推測が出ました。この点について明治広報部に聞いたところ、こんな回答が返ってきました。
「12月に商標登録の出願をしたのは事実ですが、まだ登録はされていません。出願した理由は、現在発売している商品を守る意味も含め、類似品が出ないようにするためです」
気になる新商品「きのこの里」「たけのこの山」については、「現時点では検討していません」とのことでした。
1/27枚