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2016年11月21日

お茶の水女子大「ハンサムコン」 女子アナ志望ゼロ、腕相撲に熱狂

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「ハンサムコン」で1位に選ばれた戸浪早貴さん=徽音祭実行委提供

「ハンサムコン」で1位に選ばれた戸浪早貴さん=徽音祭実行委提供

 女性初の米大統領を目指したヒラリー・クリントン氏が敗れた3日後、お茶の水女子大学の学園祭で、一風変わった女性コンテストを目にしました。

 学内ナンバー1のかっこいい女子を決めるというハンサムコンテストです。

 企画した女子大生たちが目指したのは「カワイイという女子の王道」を突破すること。

 「ガラスの天井」に挑んだヒラリー氏の精神を東京・茗荷谷で見ました。

「お茶パラ」に出場したファイナリストの5人

「お茶パラ」に出場したファイナリストの5人

女子アナ志望はゼロ

 秋晴れの11月12日、お茶の水女子大の学祭「徽音祭(きいんさい)」のステージに5人の女子が登場しました。ハンサムコンのファイナリストたちで、いずれもお茶の水女子大に通う現役女子大生です。

 5人ともボーイッシュな雰囲気で、自己紹介の際は聴衆から黄色い声援もちらほら。

 ジャニーズのコンサートのようにネーム入りうちわを持った応援も見られました。

古市萌さんを応援する人たち

古市萌さんを応援する人たち

古市萌さん(理学部生物学科1年)

古市萌さん(理学部生物学科1年)

 ハンサムコンのコンセプトは「個性輝くハンサムウーマンNo.1を決める」というもの。「お茶の水女子大×イケメンパラダイス」を略して「お茶パラ」と命名されました。

 お茶の水大にはミスコンもありますが、女子大ならではの企画として4年前から「お茶パラ」も始まったそうです。今年で5回目。当初はちょっとしたステージの合間企画だったのが好評だったため、去年からミスコン並みに力を入れる徽音祭の目玉イベントに昇格したそうです。

「お茶パラ」ファイナリストたち=徽音祭実行委提供

「お茶パラ」ファイナリストたち=徽音祭実行委提供

 今年は自薦他薦で約30人が応募。エントリーシートと実行委の面接を経て5人のファイナリストに絞られました。

 ちなみに5人のなかにアナウンサー志望はいないそうです。

「お茶パラ」の企画担当の清水まどかさん(20、文教育学部2年)

「お茶パラ」の企画担当の清水まどかさん(20、文教育学部2年)

 「女子大なので普段は当然女子しかいませんが、キャンパスでふと見かけた人で『あの人かっこいいな』と、女子目線で思う人っているんですよ。今回のファイナリスト5人を見ても『あ、やっぱりあの人は入ったか』というメンバーですね」

 徽音祭実行委で「お茶パラ」の企画担当の清水まどかさん(20)=文教育学部2年=は、そう話します。

腕相撲、歌劇、カルタ、ドラム……

腕相撲をする「お茶パラ」のファイナリスト

腕相撲をする「お茶パラ」のファイナリスト

 ステージではまず腕相撲のトーナメントから始まり、それぞれが自己PRをしました。

 戸浪早貴さん(3年)はミュージカルサークルでの経験を生かし、歌とダンスを披露。宝塚歌劇団の男役さながらのパフォーマンスです。

歌とダンスで自己PRした戸浪早貴さん(文教育学部芸術・表現行動学科3年)

歌とダンスで自己PRした戸浪早貴さん(文教育学部芸術・表現行動学科3年)

 一方、和装で登場した鈴木晶子さん(1年)は、カルタの早くとる演舞を披露。

 競技カルタを描いたアニメ「ちはやふる」を引き合いに出しながら百人一首やルールについて説明してくれました。

鈴木晶子さん(生活科学部食物栄養学科1年)

鈴木晶子さん(生活科学部食物栄養学科1年)

 バンドガールの岡田理加さん(3年)はドラムをたたきながら歌い、会場を盛り上げます。

岡田理加さん(文教育学部言語文化学科3年)

岡田理加さん(文教育学部言語文化学科3年)

山田裕子さん(生活科学部人間・環境科学科2年)

山田裕子さん(生活科学部人間・環境科学科2年)

 山田裕子さん(2年)は、創作ダンスを披露。みなさんミスコンでよくみられる日本舞踊や茶道といった「清楚(せいそ)さ全開」の特技披露とはちょっと違った自己PRでした。

男装姿のファイナリストのみなさん=徽音祭実行委提供

男装姿のファイナリストのみなさん=徽音祭実行委提供

 最後はタキシード姿で登壇。ミスコンお決まりのウェディングドレス姿の対称のような演出です。

 両親に感謝の手紙を読んで泣く、みたいなお決まりのやつもありませんでした。

女子に告白されたら?

1位に選ばれた戸浪早貴さん

1位に選ばれた戸浪早貴さん

 web投票などで今年は戸浪早貴さんが1位に選ばれました。

 中学高校ともに共学だったためハンサムウーマンという意識は全くなかったという戸浪さん。普段も男っぽいと言われることはないそうで、エントリーした動機は「ミュージカルで男役をやっていたので、薦められて……」と苦笑い。

 少し恥ずかしそうです。

 一方、女の子に好きですと言われたら?との質問には、「経験がないのでわかりません」ときっぱり。

 文教育学部の芸術・表現行動学科で学んでいることから、将来は舞台に関係する仕事がしたいそうです。

多様な輝き方を伝えたい

 「今年もお客さんの反応がよくて、予想以上の盛り上がりで大成功です」と、イベント後、裏方の清水さんも充実の表情です。

 「ミスコンはミスコンでいいんですけど……」と前置きした上で、清水さんは話します。

「お茶パラ」の企画担当の清水まどかさん(20、文教育学部2年)

「お茶パラ」の企画担当の清水まどかさん(20、文教育学部2年)

 「ミスコンって、ロングヘアーをふわっと巻いて、細くて、ワンピ着て、愛くるしい笑顔の子が1番になるじゃないですか。でも、輝く女子ってそういうカワイイ子だけじゃないと思うんです。カワイイっていう女子の王道とは違ったとしても、多様な輝き方があるということをお茶パラで伝わればいいですね。うん」

「お茶パラ」の後のステージ企画でアイドルのコピーダンスを披露するアイドル研究会のみなさん

「お茶パラ」の後のステージ企画でアイドルのコピーダンスを披露するアイドル研究会のみなさん

 やや遠い目でアイドル研究会が踊るステージを見つめながら話す清水さん。

 それを見て、米大統領選で敗れたヒラリー・クリントン氏が、「自分が正しいと思うことのために戦う価値を、どうか信じ続けてほしい。それは、本当に素晴らしいことなのです」と敗北演説で話していたことを思い出しました。

名門女子大が企画した「ハンサムコン」 女子の王道を突破する人たち
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お茶の水女子大学の学園祭であった学内ナンバー1のかっこいい女子を決める「ハンサムコン」。女子大生たちが目指したのは「カワイイという女子の王道」を突破することだった
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