話題
1本につき10円寄付、「熊本づくり」本日全国発売 7000万円超見込む
7月から熊本県内限定で販売されていたビールが、本日12日から全国発売されました。
話題
7月から熊本県内限定で販売されていたビールが、本日12日から全国発売されました。
7月から熊本県内限定で販売されていたビールが、本日12日から全国発売されました。キリンビールの『一番搾り 熊本づくり』です。各地からの「復興支援のために熊本づくりを買いたい」との声を受けたもので、1本売れるごとにキリンビールが10円を積み立て、被災地の復興支援活動に使う予定です。発売前の受注数が約20万ケースなので7000万円以上を見込んでいます。また、熊本以外のご当地一番搾りについても1本につき1円を寄付する予定で、総額は1億6千万円以上になりそうです。
『熊本づくり』の缶には、こう書かれています。
「熊本もんは、みんな、がまだしもん! ひとつになって、前に進む力を持っている!」(がまだしもん=頑張り屋)
熊本特有の濃い味の料理にも合うよう、熊本県産の米、九州産の麦芽を使用。すっきりと飲みやすく、「火の国」をイメージしてビールの色も通常より赤くしています。
熊本づくりは、47都道府県ごとに味や個性の異なるビールを、ご当地のみで販売する企画「47都道府県の一番搾り」の熊本版です。
「地元の誇りを、おいしさに変えて」をスローガンに、地域の食や文化、情報などに精通している人たちと一緒にワークショップを開くなどして、商品コンセプトや楽しみ方を決めているそうです。
地域ごとに販売時期は異なり、熊本は当初6月発売の予定でした。ところが、仕込みを始めた直後の4月に熊本地震が発生。生産している福岡工場に被害はありませんでしたが、予定より1カ月遅れて発売されました。
延期が決まった際、ワークショップのメンバーから「ぜひ復興のシンボルとして発売して欲しい」と言った声が寄せられ、発売後には「復興応援のため熊本づくりを買いたい」「全国で発売して欲しい」といった声が寄せられたため、県内限定から全国発売に切り替えました。
先月26日に福岡県朝倉市の福岡工場で出荷式が開かれ、全国向けの出荷が始まりました。当初想定していたのは2万ケースでしたが、全国発売にあたって10倍の20万ケースへと増産。
1本につきキリンビールが10円を寄付する予定なので、7000万円以上になります。また、ご当地一番搾りに関しても1本につき1円寄付予定のため、合わせて1億6千万円以上になる見込みです。
集まったお金は被災地の復興支援に使う予定で、具体的な使い道は検討中だそうです。キリンの広報担当者は「熊本の一日も早い復興を願い、一人でも多くのお客様に飲んで頂ければ嬉しいです」と話します。
1/99枚