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人気の猫ツイッターが休止 客の暴言やマナー悪化、ネット上にデマも
猫たちを趣味で紹介していたツイッターアカウントが、暴言やマナー悪化で休止に追い込まれました。
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猫たちを趣味で紹介していたツイッターアカウントが、暴言やマナー悪化で休止に追い込まれました。
埼玉県桶川市にあるバイクサーキット「桶川スポーツランド」。近くの河川敷に捨てられるなどした猫が居着いて「桶川猫」として人気です。そんな猫たちを趣味で紹介していたツイッターアカウントが、サーキットに来た人たちの暴言やマナー悪化で休止に追い込まれました。ネット上では間違った情報まで流れています。女性経営者に詳しく話を聞きました。
3万人近くのフォロワーがいるツイッターアカウント「桶川猫」。今月3日、以下のような文章を投稿して休止を伝えました。
「今まで沢山の方に優しくしてもらったことは忘れません。少し気持ちが落ち着くまで、桶川猫はお休みしたいと思います。楽しみにしてくださった方々ありがとうございます。本当にすみません」
サーキットを経営している女性によると、事務所内で無断撮影していた人に対して「一声かけてくださいね」と呼びかけたところ、「バカ、死ね、客を呼びたくてTwitterをやっているくせに」といった暴言を浴びせられたといいます。
以前からマナーの悪い人はいたそうですが、今回の件を受けて怖くなり、休止を決めたそうです。
「桶川猫」は女性経営者が趣味で撮りためた猫の写真を公開するアカウントです。
サーキットの近くに河川敷があり、捨て猫などが多くいるため、間違えて入ってきた猫を保護し、事務所内で飼ってきました。中には何度もコース内に入ってしまうため、自宅に連れて行って飼育している猫や、お客さんに引き取られた猫もいるそうです。
そんな猫たちを紹介していくうちに、ツイッターの人気は上昇。猫を目当てにサーキットを訪れる人たちも。なかには、事務所内に無断で入って撮影する人も出てきました。
「ほとんどの方がマナーを守って撮影してくれます。事務所内ではお客様の個人情報などが写り込んでしまう可能性もあるので、一声かけてもらうようにお願いしていたんですが……」と女性経営者は話します。
休止を伝えると、ツイッター上では「残念すぎる」「悲しみしか湧かない」「ドリフト走行も桶川猫も極少数の悲しい人間が破壊していったんだ」といった声が上がりました。
一方で、ネット上では「猫の撮影で入場料を取っていた」「野良猫を捕まえて商売道具にしている」といった情報も流れました。
女性経営者はこう話します。
「桶川猫は趣味でやっているもので、サーキットの営業に活かせるとは考えていませんし、入場料もいただいていません。猫を見たくてバイクに乗りはじめたり、用具を一式そろえてコースに出たりという方は少ないと思います。こうした間違った情報が流れたり、実際に怖い思いをしたり……。いつ再開できるかは分かりません」
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