話題
おかっパルム? 話題のアイスクリーム彫刻、年1000本食す作者に聞く
ツイッターで話題になっている「アイスクリーム彫刻」を知っていますか?
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ツイッターで話題になっている「アイスクリーム彫刻」を知っていますか?
ツイッターで話題になっている「アイスクリーム彫刻」を知っていますか? 市販されているアイスを彫刻作品のように彫ってキャラクターの顔などを作ります。作者は、年間1000種類以上のアイスを食べているというアイス評論家・アイスマン福留さん(43)。詳しく話を聞きました。
おかっパルム! pic.twitter.com/V3vg7xj0Ya
— アイスクリーム彫師見習い (@i_sculptor) 2016年6月14日
話題のアカウントは「アイスクリーム彫師見習い」です。
これまでに投稿されたのは、漫画やアニメのキャラクターが中心ですが、森永乳業の「パルム」を彫っておかっぱの女の子の顔にした「おかっパルム」なども人気です。
ツイッター上では「おもしろい」「地味に素敵」などと話題になっています。
これらを制作しているのがアイスマン福留さんです。
年間に食べるアイスの数は1000種類以上。2010年からコンビニアイス評論家として活動を始めました。
かつて、転職を繰り返すなか、「自分の好きなことに対してはいくらでも情熱が注げる」ということに気づき、「『やるべきこと』を捨て『やりたいこと』だけで時間を埋め尽くす」と決意し、幼い頃から大好きだったアイスクリームに時間と情熱を注ぎ、評論家を名乗ったそうです。
昨年7月には、辰巳出版から「日本懐かしアイス大全」を出版。誰もが一度は食べたヒット商品や、今も人気のロングセラー、変わり種やご当地アイスなどを紹介しています。
そんなアイスマン福留さんに、アイスクリーム彫刻について話を聞きました。
――作品はすべてご自分で作ったものですか
「はい、すべて私がつくったものです」
――始めたきっかけは
「アイスで顔をつくっている人は昔からいました。インターネットやSNSでもたまに見かけましたが、僕自身も絵を書くのが好きで、アイスも好きなのでチャレンジしてみようと思いはじめました」
――作った作品はすべて食べているのでしょうか
「はい。アイスなので写真を撮ったらすぐに食べてしまいます」
――作る上で難しい点や、工夫している点は
「やはり溶けてしまうので時間との勝負です。室温を下げたり、制作途中で冷凍庫に戻したりしています」
――完成させるのかける時間は
「早いものなら5分程度、15分くらいかかるものもあります」
――これまで作ったなかでお気に入りがあれば教えて下さい
「森永乳業のパルムでつくった『おかっパルム』です。なにしろ僕自身まだ未熟なのでクオリティーはけっして高くはありませんが、ちょっと愛嬌(あいきょう)もあり自分なりに気に入っています」
――最も好きなアイスは
「一番好きなアイスは難しいです。ほとんどリピートもしません。毎週新作のアイスが続々と登場するので、そういう意味では最新のアイスに一番興味はあります」
――これから挑戦してみたい作品は
「題材は決めていませんが、フレーバーの色や、アイスそのものの形状を活かしたものにチャレンジしてみたいと思ってます」
――作品を楽しみにしている人たちへメッセージを
「これから少しずつクオリティーを上げていけるよう頑張りますので、作品とともにそのプロセスも楽しんでいただけたら嬉しいです」
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