話題
図書館で6歳児「魔法を使いたい」 女性司書が神対応、我が子に重ね
愛知県内のある市立図書館。ここの女性司書と、本を探しに来た6歳児とのやりとりが「心温まる」と話題になっています。
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愛知県内のある市立図書館。ここの女性司書と、本を探しに来た6歳児とのやりとりが「心温まる」と話題になっています。
愛知県内のある市立図書館。ここの女性司書と、本を探しに来た6歳児とのやりとりが「心温まる」と話題になっています。「魔法が使えるようになりたい」と聞いてきた男の子と一緒に本を探し、2冊貸し出しました。後日、返しにきた際、家でほうきを作ったことや、2秒くらい飛べたことを照れくさそうに話してくれたそうです。「夢を壊したくなかったので」と話す司書の女性。自らの息子のことを重ねながら対応したという彼女に話を聞きました。
話題になっているのは蒲郡市立図書館。一連のやりとりは、国立国会図書館が全国の図書館などと事例を集めた「レファレンス協同データベース」に掲載されており、今年2月のやりとりとして登録されています。
そして、最後の備考欄にはこう書かれています。
このやりとりが最近になってツイッターやfacebookで拡散し、以下のようなコメントが寄せられています。
「後日談も含めて最高にかわいい」
「司書さんがいるって素晴らしい」
「周りの大人がこんなにステキな対応してくれるのがイイ」
「頭から否定しないお母さんもこの司書さんも素晴らしい」
「これが学ぶということ。これが必要な環境」
「レファレンスサービスの難しさといとおしさが凝縮されてる」
どんな思いで男児に接したのか? 対応した蒲郡市立図書館の三浦佳穂さん(37)に話を聞きました。
――話題になっているのはご存じですか
「はい。ツイッターなどで拡散してすごいことになっていますね」
――こうした質問はよく寄せられるのですか
「『ツチノコが見たい』とか『戦隊ものの悪役が、なぜ地球に来たのか知りたい』といった質問をされることがあります。でも、『そんなのわかりません』『探せません』というのは違うと思うんです。夢を壊すことなく一緒に調べたいって」
――今回もそうですか
「私にも同じぐらいの息子がいて、よく同じような質問をされたことがあったんです。だから何とかしてあげたいって思いました」
――返しに来たときのエピソードが可愛らしいですね
「『2秒くらい飛べた』っていう話は、お母さんから聞きました。お子さんは『はずかしいよ』と怒って、すねちゃいました」
――三浦さんの対応もすごいと話題です
「とっても光栄です。でも、司書は脇役で、主役は本であり、来館者の方です。お越しいただいた方に同じように『すごい』と言ってもらえるように、これからも頑張りたいです」
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