ネットの話題
愛ちゃん交際 中国のファン「方言ネタ」で祝福 東北弁・台湾弁
卓球の福原愛選手が台湾人卓球選手との交際を公表しました。福原選手は小さい頃から中国で卓球の訓練を受け、東北部の遼寧省にいた時期が長かったため、ネイティブ並みの中国語の東北弁を話せます。「瓷娃娃=陶磁器のお人形さん」と言われる外見と、日本人なのに東北弁というギャップから、中国で絶大な人気を誇る福原選手。「愛ちゃん」を身内のように感じるユーザーからは、方言に注目した反応が起きています。
福原選手は4月6日の午後6時18分、コーチの新浪微博(中国版ツイッター)のアカウントを通して、メッセージを出しました。
メッセージは中国で大きな反響を呼び、4月7日正午時点で、10833の転載と5962のコメント、30342の「いいね」がついています。そして、中国のファンからは「方言」に注目した反応も多く寄せられました。
福原選手は、ネイティブと同じくらいの中国語の東北弁が話せます。現地では、間違った方言を使った中国人をただすこともあるほどです。交際相手の江選手は台湾出身で、中国語では両方とも「方言」を話すことになります。
台湾でも中国語の標準語が使われていますが、イントネーションなどが異なるため、大陸では「台湾弁」(台湾腔)と呼ばれています。台湾ドラマなどの影響で、大陸の若者の間では「台湾弁」が流行っています。たとえるなら、大陸標準語が「British English」で、台湾弁は「American English」にあたります。
中国の東北弁は、日本語に例えると「強烈な関西弁」のようなもので、漫才やコントなどでよく使われます。個性が強く、関西弁と同じように、別の土地に住んだとしても簡単には変えません。ほかの言語を「誘導」する強い方言だと言われています。
お互い強い「方言」を話す2人。福原選手と江選手の「衝突」は不可避だと、ネットでは話題になっています。福原選手の交際発表を受けて、ネットでは祝福とともに「衝突」をネタにする書き込みが相次いでいます。
「祝福します!東北弁と台湾弁の『対決』を楽しみです!」
「東北弁と台北弁の、『どっちがどっちを引っ張るか』を議論すべき時期になりました」
「愛ちゃん、台湾語を東北方言風にする重要な任務はお任せします!」
「江さんの東北風台湾語を聞きたいです~」
「愛ちゃん、東北方言、頑張ってね!」
「島を統一する重要な任務は愛ちゃんにお任せしますね。東北弁で中国を統一しましょう(笑)」
また、福原選手を「中国のお嫁さん」「東北の娘さん」と呼ぶ人も多く、江選手が万が一、悪いことをしたら、「我々は彼を見逃せませんよ」との声援も多くありました。
1/67枚