話題
「空飛ぶ軽トラ」が話題 ロープウェーの珍風景、その理由は…
三重県菰野町にある御在所岳(標高1212メートル)の山頂とふもとを結ぶロープウェーで、「空飛ぶ軽トラ」が見られると話題になっています。
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三重県菰野町にある御在所岳(標高1212メートル)の山頂とふもとを結ぶロープウェーで、「空飛ぶ軽トラ」が見られると話題になっています。
三重県菰野(こもの)町にある御在所岳(ございしょだけ、標高1212メートル)の山頂とふもとを結ぶロープウェーで、「空飛ぶ軽トラ」が見られると話題になっています。地上高くつり下げられ、ゆっくりと斜面を下りていく軽トラック。この風景を見ようとやってくるファンもいるようです。
一風変わった車の運び方で話題を呼んでいるのは、御在所岳のふもとと山頂を約15分かけて結んでいる「御在所ロープウエイ」。山の上は自然公園になっていて、展望台からは伊勢湾や知多半島を一望できます。
3月4日、このロープウェーで白い軽トラが「下山」しました。車検でふもとの整備工場に持って行くためです。ふだんは公園の管理のための資材運搬用として山頂付近で使っている車ですが、山頂とふもとをつなぐ道路がなく、2年ごとにやってくる車検時期のみ、こうして軽トラを運んでいます。
公式ツイッターで軽トラを降ろしたことを伝えると、1千件を超えるリツイート。「え!あの山頂にある車はロープウェイで運んでるの?」と驚きの声もありました。
ソラ飛ぶ軽ダンプ…車検のため山頂から山麓へ昨日降ろしました∑(゚Д゚)
— 御在所ロープウエイ (@GozaishoRopeway) 2016年3月5日
…山頂へは、いつ上げるのかな⁉️ pic.twitter.com/yr8rzlXHMr
「ここ最近はこの『空飛ぶ軽トラ』目当てにやって来られる方も出てきました。ふもとで待ってらっしゃるんですよ」と同社の担当者。今年はさらに2台の車検時期を控えていて、春ごろにはまたロープウェーで車を下ろす予定です。
高所を走るというロープウェーやスキーリフトを意外な目的で使うケースはほかにもあります。北海道の登別温泉(登別市)にある「のぼりべつクマ牧場」では、昨年12月、専用ゴンドラを使って熊の餌用の干物「サケとば」づくりを始めました。
米どころとして知られる新潟県南魚沼市では、収穫した稲をスキーリフトで天日干しに。「天空米」のブランド名で販売していて、例年すぐに売り切れてしまう人気商品だそうです。
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