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ラグビー代表ヘッドコーチ 年俸5千万円に課せられた「大事な仕事」
2015年のワールドカップであげた4勝以上の活躍が期待される日本代表。責任重大なヘッドコーチの待遇は? 試合以外で課せられた「大事な仕事」とは?
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2015年のワールドカップであげた4勝以上の活躍が期待される日本代表。責任重大なヘッドコーチの待遇は? 試合以外で課せられた「大事な仕事」とは?
ラグビー日本代表の指導者であるヘッドコーチ(HC)に、ニュージーランド(NZ)出身のジェイミー・ジョセフ氏が就任します。2015年のワールドカップであげた3勝以上の活躍が期待される日本代表。責任重大なHCの待遇とは? そして、試合中はほとんど指示できない指導者に課せられた「大事な仕事」とは?
ジョセフ氏は、選手時代はNZ代表として活躍しました。一方で、日本のクラブでプレー経験もあり、日本代表として1999年W杯に出場しています。また、南半球最高峰リーグ「スーパーラグビー」のハイランダーズでHCを務めています。
「日本人のメンタリティーを理解」し、「世界での指導経験」がある、という条件をどちらも備えた人物だと言えそうです。
日本代表は2015年秋のW杯で史上初の3勝という快挙を遂げました。自国開催となる2019年大会は、前回を上回る8強以上を期待され、目指すことになります。
大きな責任を背負うHC。一般的には4年契約で、年俸は5千万円が相場だと言われています。加えて、欧州6カ国とNZ、南アフリカなど南半球の4カ国を加えた「世界トップ10」との代表戦やW杯で1勝するごとに、勝利給がもらえます。
ラグビーのHCは、ハーフタイム以外、試合中に選手に指示できません。そのため、HCの「大事な仕事」になるのが「選手集め」です。試合に向けた「仕込み」とも言える、選手集めが大切になります。
自分の目指すラグビーのスタイルを確立し、それに適応できる選手を発掘する眼力も必要になります。招集するのは30~40人。トップリーグ以外にも、大学や高校の試合も視察して集めます。
ジョセフ氏の指導について、ハイランダーズでプレーする日本代表SHの田中は「情熱的で厳しい人。日本のことも知っているし、選手のやる気を引き出すのがうまい」と話しています。
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