ネットの話題
山口と豪州「似てる」と話題に 県庁HPが示す「10の理由」に驚き
遠く離れた山口県とオーストラリア。この二つが「似ている」とネット上で話題になっています
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遠く離れた山口県とオーストラリア。この二つが「似ている」とネット上で話題になっています
遠く離れた山口県とオーストラリア。この二つが「似ている」とネット上で話題になっています。きっかけは山口県広報広聴課がホームページで公開した「妄想オーストラリアの旅」という記事。地図上の形や「エアーズロック」と「秋吉台」、「オペラハウス」と「海響館」などを比べながら、ちょっと強引とも思える内容が軽妙な文章で書かれています。実はこの記事、3年前に書かれたものなのです。どんな思いを込めた記事なのか? 話題になっていることをどう思っているのか? 広報広聴課に聞きました。
妄想オーストラリアの旅は、こんな記述から始まります。
おそらく行けないであろう現地に思いをはせながら地図を見ていて、似ていることに気づいたそうです。確かに、並べられた地図を見ると似ているように見えます。
そこから3ページにわたって、10個の共通点を紹介していきます。
(1)山口とオーストラリアの地図上の形
(2)サンコープ・スタジアムと蜂ヶ峯総合公園
(3)ハーバーブリッジと錦帯橋
(4)エアーズロックと秋吉台
(5)バオバブの木とクスの森
(6)オーストラリアの国鳥エミューが山口県の蓋井島に生息
(7)グレートバリアリーフと周防大島のニホンアワサンゴ
(8)ペニンシュラ温泉と上関海峡温泉鳩子(はとこ)の湯
(9)パッフィンビリー鉄道とSLやまぐち号
(10)オペラハウスと海響館
地図上の似た位置にある、それぞれの施設を地図と写真を使って比較しています。ちゃっかりと山口県内の各施設をアピールしているあたりに県庁職員らしさを感じます。
今月14日、3年前のこの記事に関するつぶやきが投稿されると多くの人が反応しました。
「山口県はほとんどオーストラリアって言っても過言では無い」
「大自然の美しさと人の温かさは似てる」
「県民だけど初めて知った」
「恥ずかしいからやめてほしい」
「こういう企画嫌いじゃない」
「福島県の方が激似」
「オーストラリア似といえば四国、神奈川県と思っていた」
どんな狙いでこの記事を書いたのか? 山口県広報広聴課に話を聞きました。
――記事を書いたきっかけは
「当時、サッカーワールドカップ最終予選のオーストラリア戦が話題となっていたので、山口県とオーストラリアの類似点を取り上げることで、山口県の話題化をはかりたいと考えました」
――公開当時の反響は
「ツイッターやブログなどで何件か紹介されたと聞いています」
――類似点を探すのに苦労したことは
「当時の担当者によると『山口県とオーストラリアの形が似ていることに気付いて調べてみると、意外と共通点が出てきた』とのことでした」
――公開から3年後に話題になったことについては
「3年前の記事なので正直、驚いています。今後とも、山口県に関心を持っていただけるように、魅力を発信していきたいと思います」
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