♪ルールル、ルルル、ルールルー……のスキャットが耳に残る、テレビ朝日の長寿番組「徹子の部屋」のオープニング曲。司会は「ＮＨＫ紅白歌合戦」の総合司会も務める黒柳徹子さんです。特徴的なオープニング曲の「聞こえたまま」をデザインしたクリアファイルが「奇抜すぎる」と話題です。

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「芸人キラー」の顔も持つ長寿番組

　「徹子の部屋」は、黒柳徹子さんが司会を務める名物トーク番組。今年５月に放送１万回を達成し、同一司会者によるテレビトーク番組最多放送のギネス世界記録として認定されました。ゲストのお笑い芸人へのムチャぶりや拍子抜けするリアクションで、「芸人キラー番組」としても人気です。

黒柳徹子さん＝2011年3月14日 出典： 朝日新聞

大きな金色のフォントであのハミングが

　このクリアファイルは、２０１４年春、毎週月―金曜日の放送時間が正午からに変更になったのに合わせて番組公式グッズとして制作・発売されました。

　デザインは、表側が金の額縁の中に、パンダのぬいぐるみを抱えた徹子さんのポートレートをあしあらったようなキラキラ感がまぶしいデザイン。そして裏側には、オープニング曲のハミングを「ＲＵ―ＲＵＲＵ―ＲＵＲＵＲＵ―ＲＵ―ＲＵＲＵ―……」と大きな金色のフォントでプリント。
　さらにご丁寧にも「ルールル、ルルル、ルールルー……」とルビが入っています。

また使わないクリアファイル買っちゃった。裏が狂気を感じて好き。 pic.twitter.com/xif0TSwJYc

— まくらなし (@aikadtmhhh) 2015, 11月 15

「遊び心を盛り込んだデザイン」

　企画・販売するテレビ朝日宣伝部にデザインの意図を聞くと、「これまでの番組の伝統や黒柳徹子さんのハイセンスな雰囲気を大切にしつつ、若い方々にも番組に関心を持っていただけるよう、『遊び心』を盛り込んだデザインにしました」とのこと。
　ハローキティとコラボした商品などラインナップが充実している直営オンラインショップや、放送４０周年で全国を巡回している「徹子の部屋展」でも、人気商品の一つだそうです。

「斬新でハイセンスな商品開発」に抱負

　ネット上では発売以来、その奇抜さに度肝を抜かれた購入者によるＳＮＳ投稿がたびたび話題になっています。最近では「また使わないクリアファイル買っちゃった。裏が狂気を感じて好き」というツイッター投稿が拡散。「声出して笑うレベル」「これステキすぎる」といった反応が見られました。

　テレビ朝日の担当者は、驚嘆の声が相次いでいることについて、「グッズのセンスを多くの方々に評価していただけたことは大変喜ばしいことです」と歓迎。「今後も、番組の世界観や徹子さんのチャーミングなしぐさや表情をヒントにした商品開発はもちろんのこと、若い方にも喜んでもらえるような斬新でハイセンスな商品開発に挑戦していきたい」と意気込んでいます。

人生がテレビ史、黒柳徹子さん　57年前の紅白司会の貴重な写真

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