お金と仕事
コミケに学ぶ体臭対策 前日にシュッ、ハイテク下着、ローマの知恵
夏のコミケのファンにとって悩みの種の一つが「におい」です。コスプレーヤー向けの消臭製品も登場。コミケに学ぶ消臭、消臭テクを紹介します。
お金と仕事
夏のコミケのファンにとって悩みの種の一つが「におい」です。コスプレーヤー向けの消臭製品も登場。コミケに学ぶ消臭、消臭テクを紹介します。
1/68枚
8月14日~16日に東京ビッグサイトで開かれる夏のコミックマーケット(コミケ)。ファンにとって悩みの種の一つが「におい」です。開催日が近づくにつれ、ネットでは、においのトラブルの話題が尽きません。最近では、コスプレーヤー向けの消臭製品も登場。コミケに学ぶ消臭、消臭テクニックを紹介します。
汗臭さの原因は、アンモニア臭や雑菌の繁殖です。わきの下などのアポクリン腺から出る汗には脂質が多く、皮膚についたままにしておくと、細菌で分解され、においのする脂肪酸になります。さらに、汗に含まれるアンモニアなどと一緒になって強いにおいを放ちます。
3日間で50万人以上が一つのエリアに集まる夏のコミケ。汗をかかないわけがありません。ツイッターのハッシュタグ「#誰も教えてくれないコミケの常識」では、様々なコミケの情報が飛び交っています。中でも切実なのが「におい」です。コミケ経験者からは、リアルな警告が多数、投稿されています。
「動物園の臭いがするけど動物はいない」
「熱中症や脱水症状が怖いし臭いもヤバい」
「失神するくらい」
動物園の臭いがするけど動物はいない #誰も教えてくれないコミケの常識
— 伍 英雄の館の扉は閉ざされた (@Five_chip) 2015, 7月 10
失神するくらい臭い奴がいる
#誰も教えてくれないコミケの常識
— すとせんだぃ (@Quick_storm) 2015, 7月 10
コミケのにおいをターゲットにした商品も生まれています。花王は消臭スプレー「リセッシュ」のプロモーション動画に、カリスマコスプレイヤーのロゼさんを起用。LINEのやり取りを再現したトークの中で、コスプレイヤーにとってのにおいの悩みを打ち明けています。
汗をかいてからの対策も大事ですが、出かける前にできる「プレケア」もあります。花王によると、服を着る前に消臭スプレーをかけると、生乾きのにおいをおさえることができるそうです。
また、コスプレの衣装のように洗いにくいものについては、脱いだ後に消臭スプレーをするだけでも効果があります。消臭スプレーの成分が、衣類にしみついた汗などを臭わない成分に変え、時間がたってもにおい戻りが気にならなくなるそうです。
体臭をおさえる意外なアイテムがあります。食品添加物のミョウバンです。普通は、漬けものや煮物の色を保ったり、ゴボウや栗のあくを抜いたりする目的で使われるミョウバン。実は、アンモニア臭や雑菌の繁殖をおさえる効果があるのです。
古代ローマ時代から制汗剤や消臭剤として使われていたと言われています。水中の不純物を沈殿させる浄水効果もあるため、プールやお風呂にミョウバンを溶かして入っていたそうです。
ミョウバン50グラムを2リットルの水かお湯に溶かしたミョウバン水を作り、お風呂に50ccほど混ぜたり、スプレー容器に入れて首筋やわきに一吹きしたりして使います。洋服にスプレーしても効果があります。