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マリオ30年 山内氏が生み、岩田氏が育て…記念グッズ、特別サイト
30周年を迎える「スーパーマリオ」。ファミコンの生みの親、山内溥氏が世に送り出し、岩田聡氏が育てたキャラクターです。
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30周年を迎える「スーパーマリオ」。ファミコンの生みの親、山内溥氏が世に送り出し、岩田聡氏が育てたキャラクターです。
任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」が30周年を迎えます。ファミコンの生みの親、山内溥氏が世に送り出し、2015年7月に55歳で亡くなった岩田聡氏が育てたキャラクターです。節目の年、特大ぬいぐるみなど記念グッズも登場します。
「スーパーマリオブラザーズ」は1985年9月13日、ファミコンのソフトとして発売されました。当時、流行していたものは、「ビックリマンチョコ」、「おニャン子」や「シルバニアファミリー」などがありました。
山内溥氏が生み出したファミコンの看板ゲームとして誕生した「スーパーマリオ」は、発売と同時に人気者になります。そして、その後の世界的なファミコンブームのきっかけになる、貴重なキャラクターになりました。
マリオは、任天堂が発売するゲーム機の看板商品として活躍しました。1990年の「スーパーファミコン」発売に合わせて「スーパーマリオワールド」が登場。ファミコンとは比べものにならないスペックを存分に生かし、新しい時代の幕開けを印象づけました。
1996年の「NINTENDO64」では「スーパーマリオ64」(1996年発売)が、3Dでマリオの動きを再現。海や空など、マリオが縦横無尽に飛び回りました。
2002年、山内氏が退き、岩田聡氏が社長に就任してからも、マリオは重要なキャラとして活躍します。「ニンテンドーDS」では「New スーパーマリオブラザーズ」(2006年発売)、「Wii」でも「New スーパーマリオブラザーズ Wii」(2009年発売)が生まれるなど、任天堂のゲームの進化はマリオと共にあったと言えます。
惜しくも岩田氏は2015年7月に亡くなります。岩田氏は3月にスマホゲーム大手DeNAとの提携発表。マリオがスマホで動き回る新しい展開が始まる矢先の訃報でした。
任天堂の経営は当面、スーパーマリオなどのソフト開発者として知られる宮本茂氏と、ゲーム機の開発を率いてきた竹田玄洋氏が中心になって担うことになります。任天堂広報は「これまでも、岩田を含めた3人の代表取締役が常に意見交換をしながら物事を決めてきた」と説明。急な方針変換はないとみられています。
マリオ以外の個性的なキャラクターも外せません。中でも相棒のヨッシーの存在感が際立っており、1995年にスーパーファミコンで「スーパーマリオ ヨッシーアイランド」というゲームが発売。その後、何度もゲーム化されています。弟のルイージも2001年に「ルイージマンション」でゲームになっています。
キャラクターをドライバーとして登場させた「マリオカート」も人気シリーズの一つです。1992年に「スーパーファミコン」に登場して以来、「NINTENDO64」「Wii」「3DS」など、任天堂のゲーム機の定番ソフトとして続編が作られています。
30周年に合わせて、記念グッズも作られます。タイトーは、クレーンゲーム専用の景品として、ぬいぐるみやタオルなど、限定グッズを登場させます。全国のゲームセンターで景品として手に入れることができます。
目玉は45センチの「特大ぬいぐるみマリオ」です。服のデザインには30周年ロゴをあしらっています。
任天堂は、30周年の記念サイト(http://www.nintendo.co.jp/mario30th/history/index.html)を立ち上げています。「あなたのマリオはどのマリオ」のコーナーでは、年代別に過去のゲーム画面を振り返ることができます。最新のソフト「スーパーマリオメーカー」には特製のブックレットが付いた、30周年記念セットも発売されています。
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